新体制5人の今がすべてが詰まった2ndアルバム『NEW BERRY』
――そんな史上最大のフリーライブを経て、いよいよ、新体制での初アルバムがリリースされますね。
日向 フィロソフィーのダンスの第2章が始まって1年ちょっと経って、名刺代わりになるというか、今出来るすべてを詰め込んだベスト盤のような、前に進めるアルバムになったと思います。
――タイトルは、木葭さんが考えたそうですが、どんな意味が込められていますか?
木葭 「ベリー」には3つの意味があるんですけど、1つ目は、ブルーベリーとかの「BERRY」「果実」という意味。「NEW BERRY」「新しい果実」、つまり、新体制になった私達のことを表していて、2つ目は「vary」「変化」っていう意味で、新メンバーが入ったことでの化学反応だったり、あとは、今までとは違った曲調の楽曲もいっぱい含まれていたりするので、そういった「変化」。3つ目は、「very」「まさに他ならぬ」っていう意味で、今回、胸を張って「まさに他ならぬ」私達にしか出来ないアルバムになったなと思っています。
――では、ここからは、1人1曲ずつ、思い入れの強い曲、推し曲を教えてもらえますか。
佐藤 2曲目の『シュークリーム・ファンク』です。TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」のエンディングテーマになったことも嬉しかったですし、アニメをきっかけに知ってくださった方も本当に多くて、だから、反応が見たくてX検索したりもしました。すごく評判も良くて、私達の新たな代表曲として、ライブの超定番曲にもなっているので、これからももっと愛してもらえるように、いっぱい歌っていきたいなと思っています。
奥津 私は1曲目、アルバムのリード曲『Love&Loud』です。
――Da-ICEの工藤大輝さんが作詞作曲を手掛けた曲ですね。
奥津 実は、今回のアルバムに新しく収録されている新曲は全部、クリエイターの方々にかなり自由に作ってくださいって言ってお願いしたんです。だから、いただいた楽曲はすべてラブレターみたいなものだなと思っています。フィロソフィーのダンスに対する愛とか、私達にこうなって欲しいとか、こういう風に頑張って欲しいといった意思が伝わってくるというか…。この曲もすごく工藤さんの愛を感じる1曲だなと思うので、お気に入りとして挙げさせていただきます。
香山 私は9曲目の『ポジ子とネガ乃』です。仮歌をいただいた時から、ずっと聴いていたいって思うほど、音楽的にも自分好みの曲です。歌詞は、新メンバー2人のことを歌っていて、ポジ子が私で、ネガ乃がののちゃん(木葭)なんですけど、私はよくポジティブだとか強いとか言われるんですけど、自分ではあまりそう思っていなくて…。やっぱり、活動を1年ちょっと続けてくると、ただただポジティブでもいられないなって思うこともあって、結構ネガティブに考えちゃうことも多かったんです。でも、この曲を歌う度に、歌詞を嚙みしめるようになって、最近では、自分の中で支えになっているテーマソングのような曲なので、お気に入りです。
日向 私は、アルバムの最後、11曲目の『永遠オーバーヒート』です。
――先ほど話していたタオル曲ですね。
日向 この曲は、番組の企画で、24時間以内に曲を作らないといけないっていうミッションがある中で作った曲なんです。メンバーで曲を作るのも、振り付けを考えるのも初めてで、課題が山積みで…。でも、あの追い込まれた環境の中だったからこそ出来た曲で、時間制限がなかったら絶対にこの歌詞になっていないだろうなって思っています。私達を再着火させてくれている曲で、すごく前向きな気持ちで歌っています。
木葭 私の推し曲は、8曲目『GO SURVIVE』です。バスケットボール女子日本リーグWリーグの公式応援ソングなので、選手の皆さんを応援しているわけなんですけど、「終われないDon’t stop 全部輝いて観える 考えてるだけじゃNo-no 急ぎ迫るShot clock」という歌詞は、私達にも当てはまるので、ライブで歌うと鼓舞されて熱くなれる曲です。あと、個人的な話だと、ラップをやらせていただいているんですけど、前回の応援ソング『It’s show time』のラップよりも成長出来たかなと自分では思っているので、とても大切な曲です。