一夜限りのBiS復活ライブで感じたそれぞれの思い
――「されど、夜は明けるTOUR」がスタートしていますが、今回のツアーへの意気込みを聞かせてください。
プー・ルイ 毎年が勝負の年だと感じてはいるんですけど、今年は特にそう感じています。初めての人も昔から来てくれている人も全員が楽しめるライブにしたいと思って、結構シビアに考えて、私がセットリストを組んでいます。MCに関しても、今まで色んなグループをやってきて、気持ちを熱く語ると暗くなりがちだったんですけど、最近は別にそうじゃなくてもいいんだと思い始めて、むしろ、そうじゃない方が伝わることもあるのかなとも感じています。別にちょけて(ふざけて)話したいわけではないんですけど、今回のツアーでは、本当にラフにありのままの自分の気持ちを伝えていきたいと思ってやっています。SU-RINGとBIBIの1年分の成長やSHELLME、KINCHAN、BAN-BAN…メンバーそれぞれの成長したところも見て欲しいですね。あと、実は今回のツアーがスタートした後すぐに、私はBiSの復活ライブがあって、そこにはメンバーも観に来てくれたんです。あの日のライブは、私も思うことがたくさんありましたけど、メンバー達も色んなことを感じ取った1日だったんじゃないかなと思っています。
――第一期「BiS」一夜限りの復活ライブですね。新宿の歌舞伎町に、3000人の研究員(BiSファンの呼称)が集まり、ニュースなどでも大変話題になりましたね。
プー・ルイ あの日のBiSのライブを挟んで、私達PIGGSのツアーがさらに続いていくので、自分でもまだどうなるか分からないですけど、あのライブをやった私と観ていた5人が合わさって、今のPIGGSとしての新たな覚悟が決まったり、絶対にこうなりたいという気持ちが強くなったりもしたと思うので、今後のツアーが楽しみです。
――お2人はBiSの復活ライブを観て、どんなことを感じましたか?
SU-RING 「ペンライト振るからね!“プー・ルイ”コールするからね!」と伝えて、全員でウキウキして歌舞伎町へ向かったんですけど、あの光景を見たらまったく動けなくなってしまって、解散から10年後に同じメンバーで集まって、またライブができるって本当に難しいことだし、すごいことだなと思いながら観ていました。第一期BiSの皆さんの気合いもとにかくすご過ぎたし、あの一瞬のライブにかける研究員の皆さんの思いや熱量とぶつかり合っているのがかっこいいなと思いました。PIGGSはまだまだ無くならないけど、私達のライブもその日のライブは1回限りですし、当たり前のことなんて無いということを改めて感じました。今回のツアーでも、その時その時にしかできないパフォーマンスを見せたいし、歌舞伎町のライブを観て大事なものが心に刻まれたからこそ、PIGGSとしても1人の人間としても、それを大切にこれから先も生きていきたいなと強く思えた日でした。
BIBI 昔の動画とか記事とかで、プーちゃんの伝説みたいなことは見たり聞いたりはしていたんですけど、実際に、BiSの皆さんが目の前に登場した時は「本物だ!」と思って涙が出てしまって…。いつもプーちゃんのことは見ているし、なんならさっきまで一緒にいたのに、サキさん(カミヤサキ)や古正寺恵巳さんにもお会いしたこともあるのに、ステージに立つ皆さんの姿がすご過ぎて涙が止まらなかったです。皆さん10年ぶりとかじゃなくて、昨日今日まで普通にずっといっしょにやっている人達みたいに見えましたし、ファンの皆さんも昨日も観に来ていましたか?っていうくらいの一体感で、本当に圧倒されてしまいました。自分ももっともっと練習しなきゃいけないし、ダンスとか基本的なことからやらなきゃいけないことはたくさんあるんですけど、本当に真剣に向き合っていって、いつかは自分達もプーちゃんとあの日のBiSのようなかっこいい6人になりたいと思いました。
――お2人からの熱い言葉もありましたが、プー・ルイさんご自身はどんなことを感じましたか?
プー・ルイ 私も何だか他人事みたいな感じもありつつ、でも、確かにBiSの一番すごい時期ってこんな感じだったよなと懐かしい感じもありました。緊張とかはあまりしないタイプなんですけど、前日から自分でもちょっと様子がおかしくて、そわそわしちゃっていましたね。PIGGSでも武道館に行きたいとか、横浜アリーナに立ちたいとか言っているし、メンバーも口にはしているけど、今はまだ現実味がない部分もあるじゃないですか。でも、あの歌舞伎町でのライブをみんなが体験できたということは、PIGGSの今後にとって、すごく大きかったのかなと思っています。目指すべき道とか、武道館に立つとか、そういうことを少しだけリアルに感じられたというか、私も久しぶりにそういう気持ちを思い出せたし、目標が確固たるものになって再認識できた日でしたね。本当に特別な日でした。
――「されど、夜は明けるTOUR」がますます楽しみになりました。貴重なタイミングでのインタビュー、本当にありがとうございました。
プー・ルイ ツアーファイナルは、SU-RINGとBIBIがお披露目ライブで初めてステージに立った渋谷のCLUB QUATTROです。是非遊びにきてください。
Information
<RELEASE>
PIGGS NEW EP「1ミリでも」
2024年7月17日発売
価格:2,000円(税込) / PIGGS-000010
発売元:プープーランド
販売元:PCI MUSIC
収録曲
1.されど、夜は明ける
2.1ミリでも
3.ヒトトシテ
4.八日目の朝
5.ラフレシア
<LIVE>
「されど、夜は明けるTOUR」開催中
2024年7月21日(日)宮城県 enn 2nd
2024年7月28日(日)北海道 KLUB COUNTER ACTION
2024年8月10日(土)栃木県 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2
2024年8月12日(月・祝)愛知県 伏見 JAMMIN’
2024年8月16日(金)福岡県 DRUM SON
2024年8月24日(土)石川県 vanvanV4
2024年8月30日(金)SHIBUYA CLUB QUATTRO 【TOUR FINAL】
<EVENT>
PIGGS NEW EP「1ミリでも」リリースイベント開催中
ミニライブはフリー観覧あり
7月20日(土)東京 タワーレコード渋谷店 5F
START 12:30〜 (CD販売は当日11:00〜)
7月20日(土)東京 ヴィレッジヴァンガード渋谷本店
START19:00〜 (CD販売は当日17:00〜)
8月31日(土)東京 タワーレコード渋谷店 5F
START16:30~ ②START19:30〜(CD販売は当日15:00〜)
PIGGS
元BiSのプー・ルイが会社(株式会社プープーランド) を立ち上げ、社長兼プロデューサー兼メンバーとして、自らオーディションで選んだメンバーと共同生活をしながらトップアイドルを目指す。プー・ルイ、BAN-BAN、SHELLME、KINCHAN、BIBI、SU-RINGからなる6人組“全身全霊アイドル”PIGGS。
休日はキャンプへ行き、その様子をYouTube「ピグスハウス」で公開中。企画、撮影、編集を全てメンバーのみで行っている。TikTokやショートも積極的に投稿中。1,000km以上歩きライブハウスを回った「WALK or PORK TOUR」、ノンストップで109 回歌って踊るMV撮影、100kmマラソン、激辛料理早食いなど夢を叶えるため何事にも全身全霊で挑戦し逞しく成長中。2023年1月11日にアリオラジャパンよりメジャーデビューし、1月29日に日比谷野外音楽堂にてワンマンライブを成功させる。2023年10月25日にはメジャーファーストアルバムをリリース、同年10月29日には「SUCK OF FULL MONTY TOUR」ファイナル公演をZepp Hanedaにて開催。2024年2月28日には4thシングル「街underworld」をリリース。
結成4年目となる2024年4月19日には代官山UNITにて『PIGGS4周年記念ライブ』を開催。チケットは一般発売と同時に完売。4周年記念ライブのアンコールMCにて、夏ツアー「されど、夜は明けるTOUR」開催と次のEPをインディーズとしてリリースすることを発表した。
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:ATSUSHI OINUMA