TikTokでのスカウト、親による応募…6人それぞれにあった芸能界へ飛び込んだきっかけは？ | HUNNY BEE 「グループ改名を経ての“Re:Start”心機一転のシングルでは6人が自身考案のアピールを」INTERVIEW

TikTokでのスカウト、親による応募…6人それぞれにあった芸能界へ飛び込んだきっかけは？

――ここからは、芸能界へと進んだみなさんのキャリアを伺います。それぞれのルーツは色々かと思いますが、ダンスリーダーのリコさんは、ダンスがきっかけだったんでしょうか？

リコ　TikToKで友だちとアップしていたダンス動画をきっかけに、今の事務所であるホリプロから「オーディションを受けてみませんか？」とDMをいただいたんです。人前に立つのが得意ではなかったので、正直、乗り気ではなかったんですけど…（笑）。お父さんやお母さん、2人いるお姉ちゃんが「受けてみたら？」と言ってくれて、オーディションへ参加しました。ダンスはもちろん、歌やお芝居も初挑戦してみたら“楽しいかも”と思って、絶対に勝ち取ってやると意気込んでいました。

――飛び込んでみたら、楽しさにめざめたと。次に、米倉さんは？

リコ　リコと同じで、TikTokのDMでスカウトされました。一度マネージャーさんに会うことになり、その時に勧められた、事務所の大先輩である石原さとみさんが主演された舞台『密やかな結晶』を見に行きました。、そこで、演技に感動して泣いてしまって「私も舞台へ立てたら、楽しいだろうな」と思ったんです。後日「3日間だけレッスンに参加してみない？」と誘われたのが、芸能界入りのきっかけになったホリプロタレントスカウトキャラバンで、合格後にHUNNY BEEへ加入して、MV撮影やレッスンを通して、アイドルの楽しさを知りました。

――大先輩に触発されてというのは、事務所の歴史も感じられます。続いて、竹内さんです。

カンナ　元々、青春時代はソフトボールで汗を流していて、日焼けで真っ黒でしたし、芸能界とはかけ離れた生活を送っていたんです。でも幼稚園の頃に私が「モデルになりたい」と言っていたのをお母さんがずっと覚えていて、ソフトボールの高校最後の大会が終わったタイミングで「じつは、ホリプロタレントスカウトキャラバンに応募していたの」と聞きました。担当者の方から連絡をいただいて、オーディションが東京だったので、初めは地元の静岡県から「東京へ旅行できる！」ぐらいの勢いだったんです（笑）。親の言うとおりに生きてきたし、最初は楽しさもあまり分からなかったんですけど、事務所の大先輩である綾瀬はるかさんが出演された映画『レジェンド＆バタフライ』でお芝居に引き込まれて、目指すべき女優像ができてワークショップにも通うようになってから、芸能活動の楽しさを感じられるようになりました。

――米倉さんと同じく、分岐点となった作品があったんですね。次に、藤さんは？

ゆりな　芸能界には興味がなくて、母が知らないうちにホリプロタレントスカウトキャラバンに応募していたんです。急に「明日、オーディションがあるからね」と言われて「何それ!?」と思ったんですけど“いい経験になれば”と思って、受けることにしました。内気な性格ですし、人前へ立つのも苦手なので不安でしたけど、歌やダンス、演技のレッスンを経験するうちに、色んな仮面をかぶれるのが楽しくなっていったんです。今は、自分の新しい姿を見せたい気持ちでいっぱいです。

――お母さんがひそかに応募していたのは、竹内さんと同じですね。続いて、朝比奈さんです。

エマ　振り返るとオムツのCMへの出演経験もあって、幼い頃から芸能活動をやっていたんです。カメラの前に立ったり、表舞台に立つのは好きでしたけど、受験で一度この世界から離れました。でも、将来を考えるにあたってふと“やっぱり戻りたい”と思って、見つけたのがホリプロ主催のワークショップでした。後日、スタッフさんから声をかけていただいて、HUNNY BEEへの加入が決まりました。

――自分の意思で再び、芸能界へ戻ってきたんですね。キャリアについて、最後は吉沢さんです。

凛音　お父さんに「挑戦してみないか？」とすすめられて、ホリプロタレントスカウトキャラバンを受けました。気がつけばファイナリストまで進み、所属してから2〜3ヶ月後ぐらいに初めて参加した撮影が、楽しかったんです。初めてのドラマ撮影で訪れた香川県の小豆島で時間が楽しくて、芸能界で生き続けたいと思いました。

――ルーツも異なるメンバーはそれぞれ、アイドル以外のジャンルでも強みを持っています。最後に今、力を合わせるこのグループでの目標を伺いたいです。

カンナ　再始動で決めた目標は、Zepp でのライブでした。この体制で初のステージとなった8月21日のリリースイベントでは、本番に備えて毎日のようにみんなで集まって練習したし、パフォーマンスを一番に考えているんです。SNSでも投稿頻度などを考えながら、個々のアカウントでは自分たちの色を出せるように意識していますし、もっとたくさんのファンのみなさんと出会いたいです。

PHOTOGRAPHER：TOMO TAMURA,INTERVIEWER：SYUHEI KANEKO,HAIR&MAKE：RINA INOUE、SATSUKI