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    こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。今週はインタビュー企画をお届けしたいと思います。今回、わたしがインタビュアーになって、メンバーひとりずつお話を聞いていきます。

    前回はココ・パーティン・ココさんに来ていただきました。今回はずっとギャンパレを支え続けてきてくれたユメノユアさんにお話を伺っていきます。

     

     

    キャ・ノン 解散発表から今日までどんなことを考えながら過ごしてきた?

    ユメノユア 寂しいなっていうのが一番だけど、でも女性アイドルはいつかは終わってしまうと思っていて、その時期がきたのかなという感じかな。もう決まったことだから、残された日々をギャンパレとしてどうしたいかをしっかりと考えながら過ごしています。

    キャ・ノン 2025年12月に「GANG PARADE 10th YEAR SPECIAL LIVE “THANK YOU, PARADE”」で解散を発表して、今ラストツアーを回っているなかで、その感覚はどんどん強くなってきた? それともある日を境にパッと変わった?

    ユメノユア 日によって感じることが違うけど、解散の話が出たときに残された日々を大事にしたいと思ったかな。アイドルっていつか終わりが来るって思ってきたから。

    キャ・ノン こんなに長く続くと思った?思ってなかった?

    ユメノユア 最初は思ってなかったよ。1年ぐらいで終わっちゃうかもっていうのを10年以上、繰り返してきた感じ。何年後かを見据えてどう動こうっていうより、ずっと目の前のことを乗り越えようとしてきた。それが良くなかったことでもあるし、反省点もあるけど、一つのライブ、一つのツアーに焦点を当てて生きてきたかな。

    キャ・ノン 良くも悪くもギャンパレの今しか生きられないところは、私は好きだからいいなと思ったりもする。

    ユメノユア 未来をすごく意識していたら、もしかしたら違う結果もあったかもしれない。でも逆に先を意識しすぎたり、大きな目標を立ててそれを達成していたらもっと早く終わっていたかもしれないから、どっちもどっちかもね。でも、運営の人たちも含めて私たちがもっと希望を見せられていたらとは思う。

    キャ・ノン 確かに。ギャンパレの活動を振り返って、自分が大切にしてきたことは?

    ユメノユア どうやったらギャンパレが生き残れるか、かな。再始動してからは、そこまでそこに固執していなかったけど、再始動前のギャンパレは、どうやったらこのグループは続いていくのか、ギャンパレは世間に何を求められているのか、それこそみんなの遊び場って言ってたけど、それは一体なんだろう、どうしたら遊び人が楽しんでくれて輪が広がっていくんだろうって考えながら活動していた。

    キャ・ノン 当時はギャンパレに何を求められていると思っていた?

    ユメノユア ありきたりな答えだけど、他の人たちがやらないようなことをやっていたところは、見ていて面白いんだろうなって思っていたから、渡辺(淳之介)さんについて行ったっていう感じかもしれない。

    キャ・ノン ユアちゃんが思うみんなの遊び場って何?

    ユメノユア 私もなんだろうって考えながら続けてきたところはあるけど、私が音楽をやりたいって思ったのと同じで、自分なりの答えとしては、全てを忘れて楽しめることかな。日々のしがらみとかあると思うけど、音とか視覚とか、身体全体で楽しむことができる空間がみんなの遊び場だと思っている。楽しみ方もその人なりの方法があって、撮影する人もいれば、踊る人もいる、見ることに専念する人もいる。それぞれの人が音楽を心から楽しむことができる場所だったらいいなって思っています。

    キャ・ノン 私が加入したときにはすでに遊び場がある状態だったけど、いつごろ遊び場として完成したというか、今の形ができてきたの?

    ユメノユア 月(月ノウサギ)が入ってきたときぐらいかな。ファンネームの遊び人っていう言葉が先にできて、その後にみんなの遊び場っていうワードができたと思うんだけど、最初はエンジョイプレイって言っても、これはなんだろうみたいな感じは正直あった。エンジョイプレイ自体も急いでつけたキャッチフレーズだったし。

    だけど、続けていくにつれて、みんなの遊び場っていうからには、音楽だけじゃなくてコントをやってみたり、それぞれの個性とか、面白いところとかを出していこうみたいになって。月ノとハルナ(ハルナ・バッ・チーン)が加入して、個性がすごく際立ってるメンバーだったからこそ、他のメンバーも個性を出すようになって、遊び場っぽくなっていった気がする。

    キャ・ノン エンジョイプレイはどこからつけたの?

    ユメノユア なんなんだろうね。多分、つけたのはサキ(カミヤサキ)ちゃんだったと思うんだけど。

    キャ・ノン いつからあったの?

    ユメノユア  明確にどのタイミングだったかは覚えていないけど、BiSHのキャッチコピーの「楽器を持たないパンクバンド」が定着し始めたときに、キャッチフレーズがあるといいよねってなって。なぜエンジョイプレイなのかはわからない。みんなの遊び場って何?って言われたら答えられるけど、エンジョイプレイって何ですか?って言われると、ちょっとわかんないかも(笑)。 でもなんかまあいいよね、 語呂がいい(笑)。

    キャ・ノン (笑)。ギャンパレで活動を続けてきて一番変わったところとか、変わらないところは?

    ユメノユア 変わったところは喋るようになったこと。変わらなかったところは感情の起伏が激しいところ。

    キャ・ノン 今以上に喋らなかったの?

    ユメノユア 何も喋ってなかった、本当に。意見も言わなかったというか、言えなかった。 サキちゃんのリーダーシップはすごかったし、発言することが怖かったり、分からないことも多くて言えなかった。とにかく喋らなかったし、言葉にするたびに泣いていたし。喋ることがすごく苦手だったけど、気づいたらMCの機会も増えて、少しずつ喋れるようになったかな。

    キャ・ノン いつぐらいから喋れるようになったの?

    ユメノユア ココ(ココ・パーティン・ココ)、マイカ(キャン・GP・マイカ)、ドク(ユイ・ガ・ドクソン)たちが入ってメンバーが増えたり、アヤ(アヤ・エイトプリンス)がトレードで加入してきたときに、グループ自体がごちゃっとしていて。そのときに、まとめなきゃいけないじゃないけど、サキちゃんもいないし、ミキ(ヤママチミキ)もまとめるタイプじゃないから、グループの中で意見を言えるように、自分も努力しなきゃいけないって気づいたかもしれない。特にマイカとココとドクは意見を言ってくれるタイプだったから、それに感化されたところもある。

    キャ・ノン 確かに。みんな意見を言うタイプではあるけど、まとめるタイプではないね。

    ユメノユア 急に入ってすぐまとめろって言うのも難しい話だから。

    キャ・ノン なるほどね。その辺からしっかり者になってきたんだ。変わらなかったところは感情の起伏が激しいところって言ってたけど、ユアちゃんって素直な人だなって思う。

    ユメノユア それはとてもポジティブに受け取ってくれているなって思う。もともと「悩める子羊」とか言っていたから、そういうキャラではあるし、偽りはないんだけど、アイドルとしてどうなの?って思うときはたまにある。

    キャ・ノン ユアちゃんってどっちもあるじゃん。自分のことも俯瞰したりするのに、一方で感情がぐちゃぐちゃになっちゃう。それは大変だろうなって思うよ、生きるのが大変だろうなって。

    ユメノユア ギャンパレだったからこそ、それを個性として受け入れてこられたし、メンバーもスタッフさんもそのままの私を認めてくれて、どうにか私が活動できるように支えてもらって。ギャンパレだったからそのままの自分でいられたんだと思う。

    キャ・ノン だからこそのユアちゃんの歌詞なんだなって思う。「Rebirth」もユアちゃんだよね。

    ユメノユア そうです。

    キャ・ノン  最近ツアーのセトリに入っているけど、ユアちゃんが書いたからこそいいなって思うよ。詞自体がいいのはもちろんだけど、背景があるとさらにいいなと思うから。でもさ「Happy Yummy Lucky Yummy」とか「sugar」も作詞しているよね。今もメインでセトリに入る楽曲って、ユアちゃん作詞の曲、多いよね。いろんな歌詞があるけど、どうやって書いてたの?

    ユメノユア そのとき思ったこととかを書いてることが多いよ。

    キャ・ノン  「sugar」は?

    ユメノユア 「sugar」は、映画を見ていたときだったかな。自分を当てはめたい曲とそうじゃない曲があって。「sugar」は自分自身ではない別の人物を主人公として書いた。

    キャ・ノン 「普通の日常」では作曲もやっているよね。

    ユメノユア うん。作詞は渡辺さん。仮歌のときに日常を歌ってて、カレーが食べたいとか。その空気感を残してユアがこういう女の子であったらいいなっていうのをイメージして書いたって言ってた。

    キャ・ノン あの曲もいいよね。のんびりしていていい。じゃあ一緒に活動してきた中での一番の思い出といえば?

    ユメノユア 再始動のときに練習部屋に閉じこもったのは思い出深いよね。ノンだけじゃなくてみんなの集中している感じとか、切羽詰まった感じは今でも思い出す。

    キャ・ノン ユアちゃんが歌詞カードをパンパンパンってやって、まとめてくれたじゃん。この時間までにこれをやるみたいなタイムスケジュールも出してくれて。あのとき、まとめてくれてテキパキ進めていてすごいって思った。ユアちゃんがいなかったら、絶対間に合ってなかったと思う。

    ユメノユア 役に立ってよかった。再始動はすごかったね、ハチャメチャで面白かった。

    キャ・ノン 再始動を知ったときというか、新聞で見たときはどう思った?

    ユメノユア どこか予測しているところがあって。今日だなって。

    キャ・ノン (サプライズのための)嘘のYouTube撮影のスケジュールとか(笑)。

    ユメノユア そう(笑)。再始動って知った時はそっかと思ったけど、新聞の一面に載せてもらえるとは思ってなかったから、愛情の深さにびっくりした。まだ期待してもらえてるんだなって。そういう意味で嬉しかった。

    キャ・ノン いつごろ再始動を察したの?

    ユメノユア 携帯を取り上げられたときに確信した。それ以前から、制作のときにも戻すんだろうなって感じていたけど、戻ることを期待していたメンバーもいると思うし、 分裂したグループでやりたいって思っているメンバーもいたと思うから、それを言っちゃうと、どっちにも良くないなって思って。もし違ったときの感情とかもあるし。だから自分一人で、これ戻るなみたいな、探偵をしていた(笑)。

    キャ・ノン  GO TO THE BEDSとPARADISESのメンバーがトレードしたときはまだ思ってなかった?

    ユメノユア そのときはまだ思ってなかった。

    キャ・ノン なんでトレードしたって思った?

    ユメノユア わかんなかった。答えが見つからなかった。見つからないまま気づいたら、曲を一緒にやるようになって。その時期くらいから、再始動もそろそろかなって感じるようになった。

    キャ・ノン PARADISESをやってみてどうだった?

    ユメノユア 楽しかったよ。GO TO THE BEDSとは全然違うし、ライブの空気も違ったし。衣替えしたみたいな感じで、新しくて面白い時間だった。

    キャ・ノン GO TO THE BEDSとPARADISESで2マンツアーしたよね。それまでは接点がなかったけど、そこでちょっとした接点が生まれたり。私はユアちゃんのパートを歌わせてもらうことが多くて。ギャンパレのユアちゃんのイメージがあったから、こんな歌い方もするんだって感じることがあって、どっちもいいなって思ったのを覚えている。真似しようって(笑)。

    ユメノユア ありがとうございます(笑)。

    担当編集 ユアさんの思い出の中で、ステージから見た景色の中で、印象的というかパッと思い浮かぶライブはありますか?

    ユメノユア ポジティブとネガティブな景色が一個ずつ思い浮かんだんですけど、ネガティブな景色でいうと「Happy Lucky Kirakira Lucky」のお披露目のときで、お客さんが10人ぐらいしかいない光景。プラニメ、POPではEDM系の音楽が多い中、キラキラアイドル系の曲を急に披露したので、お客さんもポカーンとしちゃって。お客さんが少ない会場でライブをいっぱいやってきたけど、曲を変えて方向転換しようって決めたタイミングだったから、この先大丈夫かなって思いました。

    でも逆にそれがあるからこそ、今の「Happy Lucky Kirakira Lucky」の景色は美しいなって思うし、ポジティブな景色でいうと、お客さんがいなかった時代と比べて、バンドライトがたくさん光るカラフルなライブの景色は、やっぱり人が多ければ多いほど綺麗に見えるなって思います。大きい会場の景色が綺麗だったから、もっともっと大きいところに立ちたかったなって思う部分もあります。

    キャ・ノン 最後に私に聞きたかったけど聞けなかったことや、言いたかったけど言えなかったことはある?

    ユメノユア 疑問に思ったらすぐ言っちゃうタイプなのであまりないけど、言いたかったことは、ギャンパレをかっこいいと言い続けてくれてありがとう。 ノンは加入する前からギャンパレをかっこいいって言ってくれていたし、入ってからもずっと言ってくれて。私は自分に自信がないタイプだし、劣等感を持って生きてきたから、かっこいいとは思っていても、どこか自信を失ってしまう瞬間があるから。そういうときにメンバーがかっこいいって言ってくれたり、自信を持ってるメンバーの背中を見て、シャキッてなりました。

    キャ・ノン ココにインタビューしたときにも言っていたんだけど、私はギャンパレに自信を持って欲しかったの。かっこいいのに、自信のなさをが見え隠れしていたからなんでだろうって思ってた。

    ユメノユア  なかなか周りの大人に認めてもらえなかったのは結構トラウマだったし、渡辺さんに最後まで認めてもらえなかったなって感じていて、デカいトラウマです。でもこの前スタッフさんと話していたときに、これだけ多くの方々に愛してもらって、いろんな人に好きだと言ってもらったことは正解なんじゃないって言われて、吹っ切れたところはあります。

    WACKでは、いろんなグループができてそして解散していく中で、グループに対する愛情のかけ方も見てきて、ギャンパレは常に二番手にいたみたいな。二番手にいられることは素晴らしいことなんだけど、どの時期も一番になれなかったっていうのはバカデカトラウマかな。

    キャ・ノン 私はすごくかっこいいって思ったグループに入れて嬉しかったし、自分が入ってからも、どんどん自分たちのことをかっこいいって思えるようになって、どんどん自信もついたよ。

     

     

    このインタビューのときには言えなかったけど、今回っているツアーのライブ中にユアちゃんと目を合わせる振りでとびきりかわいい笑顔を見せてくれたとき、何年も一緒にいるのに新鮮に恋に落ちて、ユアちゃん推しの気持ちがわかりました。不器用で魅力的な人間で最高です。この先まだまだ他のメンバーの登場もお楽しみに。

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    過去の連載記事はこちら
    https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/

    キャ・ノン

    「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する11人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。