Zepp公演を目標に「UKのスタイルが好き」と誰もが認知してくれるように
――グループでは“ヨンウク”として活動していましたが、ソロアーティストとしての名義を“UK”とした理由は?
UK 名前“ヨンウク”の下をとって、ファンのみなさんが「ウク」と呼んでくださっていたのが由来です。あと、韓国以外を視野へ入れたときに“ヨンウク”ではなく“UK”とした方が、国籍にとらわれず活動できると思って。みなさんに「彼はどこの国から来たんだろう?」と、ちょっとミステリアスに考えていただけるならうれしいです。
――グループのメンバーとしての経験もあって、ソロになってからの変化を味わう瞬間もありますか?
UK 車の移動では、空間を快適に使えるかな(笑)。大人数で数時間も移動する車内では、みんなでわちゃわちゃできる楽しさがあった一方で、狭さや不便さもちょっとだけ感じていたので。運転手の方に感謝しながら、ゆったり過ごせるのはちがいですね。
――ステージでも、グループとの差はあらわれそうです。
UK MCは大きく変わったと思って、グループ時代は誰かが“間”を繋いでくれたんです。今は、ステージに立っているのが自分だけになりましたし、水を飲んだり、汗を拭ったりするタイミングに、ソロ活動がはじまった当時はとまどっていました。でも、最近は“間”も楽しんでいます。瞬間的に会場が静かになっても、お客さんが見てくださっている安心感もあるし、ステージと客席のコミュニケーションもほどよく楽しめるようになっています。
―― 2ndミニアルバム『vivid UK』のリリースも経た先で、何を目標としていますか?
UK 現状はZepp公演が目標です。達成するために、目の前にある小さな目標を一つずつ、クリアしていきたくて。その先では「UKのスタイルが好き」と、言ってもらえるような存在になれればと思っています。僕が憧れたマイケル・ジャクソンさんの「デンジャラス」のように「UKのあの曲っていいよね」と感じてもらえる代表曲を作るのも夢ですし、すぐに結果を出すのではなく、陰での努力を重ねながら叶えてみせたいです。
PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO