『けものフレンズ』では最年少ながら、お母さん的な役に挑戦!?
――グループ卒業後、新たな事務所に所属して1人で活動することになったわけですが、1人での活動が始まって、再発見したことや再認識したことはありましたか?
岩田 やっぱり、STU48の時から応援してくださっているファンの皆さんが、今でも私のことを全力で応援してくださっているということはすごいことだなと思いますし、ありがたいことだなと思っています。アイドルの私を好きでいてくれた方が、個人の岩田陽菜としても変わらずに好きでいてくださるということは本当に嬉しいことですし、これからの活動を頑張る力にもなっています。
――8月には、東京でファンクラブイベントを開催されたそうですね。
岩田 そうなんです。イベントには、たくさんのファンの方が駆けつけてくださって、本当に温かくて楽しくて、今までと変わらない愛をたくさん感じることができました。これからは、色々なことに挑戦し続けて、ファンの皆さんに喜んでもらえるような私の姿を見せたいと思いましたし、これからもファンの皆さんを大切にしながら活動していくことが、私の人生において一番大事にしたいことなんだなと改めて思いました。卒業コンサートからの3か月間、皆さんが楽しみに待っていてくださったことが何より嬉しかったですし、ファンクラブイベントでは、株式会社ノースプロダクションに所属することも発表できたので、皆さんに安心してもらえて良かったなと思います。
――そして、間もなく舞台『けものフレンズ JAPARISTAGE!~きみのあしおとがまたきこえた~』がスタートしますね。稽古の状況はいかがでしょうか?
岩田 まさに終盤に差しかかってきているといった感じです。私が舞台に挑戦するのは今回で3回目なんですけど、1回目と2回目は、AKB48グループのメンバーと一緒にやる舞台だったので、初めて外の世界に飛び込んで挑戦する舞台なので、とても緊張しています。もともと、私はアニメや漫画が大好きなので、2.5次元の舞台に出演することは夢のひとつでした。こうしてすぐに夢が叶って、しかも『けものフレンズ』という昔から知っている作品に参加することができて、毎日たくさん学ぶことができていますし、大変ではありますけど、「嬉しい!頑張るぞ!」というやる気に満ちた日々を送っています。
――改めて、今回の役柄について教えてください。
岩田 私は“シロナガスクジラ”役です。シロナガスクジラは哺乳類の中で一番大きい動物なので、役の中でも、たくさんのフレンズ達に優しく接してあげる、みんなのお母さん的な存在になっています。そのような役なんですけど、実は、私はこの舞台の中で最年少なんですよ(笑)。今回出演する中で最年少の私が、一生懸命みんなのお母さん役をやっているというところも見所のひとつかもしれません。作品の世界感がありつつも、私が最年少だという現実の世界観もあって、両方の世界観を楽しめるような感じで脚本家さんが書いてくださっているので、そこの部分も楽しんでもらえるポイントなんじゃないかなと思います。
――演じることの楽しさや難しさ、どのように感じていますか?
岩田 日々の稽古を続けていく中で、まわりは今までたくさんの舞台を経験されている方達ばかりなので、フレンズになりきっている表現力やひとつひとつの所作がとても勉強になりますし、私もだんだんシロナガスクジラになりきれるようになっていると思っています。あとは、舞台はナマモノなので、皆さんが色々なアレンジを効かせて面白くしていこうといった方達ばかりなので、少しずつですが、私なりの面白さも出していけたらいいなと思っています。
――本番当日、アドリブを入れられるくらいの余裕は出てきそうですか?
岩田 初日は難しいかもしれません(笑)。でも、公演を重ねる度に、アドリブも取り入れつつ、どんどん自然体なフレンズになっていけたらいいなと思っています。
――共演者の皆さんとは、今回が初めましてとのことですが、稽古以外でもいろいろなお話をされていますか?
岩田 皆さん初めましてだったんですけど、NGT48のメンバーの方や元ラストアイドルのメンバーだった方もいるので、同じ秋元康さんグループ繋がりということで、そこはちょっと安心しました。もちろん、稽古後には、今日の稽古はどうだった?みたいなこともお話しますし、舞台経験が豊富な先輩からは、台本の覚え方などを教えていただいたり、本当に色々なお話を聞かせていただいています。