オフはライブのためにウインドショッピング
――キャリアについてもお伺いします。そもそも子役を始めたきっかけは何だったんですか。
椿 小さい頃からダンスをやっていて、ダンスの先生が子役プロダクションの社長さんと知り合いで、「子役のオーディション枠が足りてないから受けてみない?」と声をかけられたんです。右も左も分からず受けてみたら一発目で合格して、事務所に入ることになりました。
――ダンスに興味を持ったのはいつ頃ですか?
椿 2、3歳のときに、歌番組で“あやや”こと松浦亜弥さんが歌っている姿を見てかわいいなと思って、オムツ1枚で踊ってたら、母がダンススクールに入れてくれたんです。子役を辞めたのも、仕事が忙しくなって、ダンスができなくなったのも大きかったです。それに学校を早退するとき、クラスメイトに「お前ズルしてるだろう」と言われるのも嫌でしたね。そのときはお芝居に対する未練もなかったです。
――その後、数多くの舞台に出演するようになります。
椿 初舞台は殺陣や太鼓もあって、いろんなエンターテイメントに挑戦させていただいたのですが、すごく大変な分、達成感もありました。お客さんはこの舞台を見るために毎日頑張っていて、僕たちを求めてくれるんだと考えると身も引き締まりました。
――舞台の醍醐味はどういうところに感じますか。
椿 作品にもよるんですが、どんなにハードな舞台でも、少しずつ体が慣れてくると、次はこういうことができるんじゃないかと自分にハードルを課せるところが醍醐味ですね。
――グループを結成して、お芝居の向き合い方に変化はありましたか。
椿 ソロでお芝居をすることはグループに還元できるチャンスだと考えています。ドラマや映画をきっかけにIMP.を知ってもらうことを一番に考えています。グループを結成するまでは、みんなライバルという意識があったんです。でも今は個人の仕事が、グループ全員で喜べる事柄になって。自分がミスをすればグループの責任も問われますが、一人ひとりの活動の幅が広がることで、グループとしても大きくなっていくなと感じています。
――最後にオフの過ごし方をお聞かせください。
椿 僕はオフなのに分刻みのスケジュールにしちゃうんですよ。今日も午前中はオフだったので、サウナとジムに行ってきました。寝る時間以外、何もない時間ってあまり好きじゃないので、何も予定がないオフの日でも、結果的には「眉毛サロンに行こう」とか予定をいれます。最近はライブのためにウインドショッピングをすることが多いですね。僕と鈴木大河で衣装を担当させてもらっているので、主にセレクトショップに行って、普段は買わないような高級ブランドを見ることで、デザインや生地感の参考にしています。
Information
「レッドブルー」
MBS/毎週火曜 深夜0:59~ TBS/毎週火曜 深夜1:28~ HBC/毎週金曜深夜0:56~
木村慧人(FANTASTICS)
長谷川慎(THE RAMPAGE) 椿泰我(IMP.)ほか出演
監督:林隆行、古澤健
脚本:たかせしゅうほう、木村暉、目黒啓太
制作会社:C&I entertainment
PHOTOGRAPHER:YASUKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI