共演して分かった、それぞれのキャラクター
――それぞれ共演した二人の印象を教えてください。
中沢 秋田さんは、ポワポワ天然というか。見た目はすごくしっかりされているのかなと思っていたんですけど、話してみると……。
秋田 しっかりしてない?
中沢 はい(笑)。
齊藤 (笑)。
中沢 抜けている部分もあったりして。そこがギャップで、かわいらしいなと思いました。齊藤さんはこのままですね。彼女がいるだけで現場も明るくなります。
秋田 お二人ともビジュアル撮影のときに初めましてだったんですが、そのときの中沢さんは静かだなと思ったんです。
齊藤 確かに!
秋田 でも、いざ撮影が始まってみると、すごくお話される方です。しかも、私は「子犬」みたいだなと思っているんですが(笑)、常に誰かのそばに立っている瞬間をよく目撃するんです。意外と人懐っこくて、そこが子犬っぽいんですよね。なーたん(齊藤)はラジオを聴いたことがあって、声の印象だけでも元気な子だなと思っていたんですが、会ってみると本当にそのままでイメージ通り。笑い声が大きくて、遠くにいても聞こえてくるし、朝イチから高いテンションで話してくれるから、ありがたいです。普段からかわいいから、まじまじと顔を見ちゃいます。
齊藤 ありがとうございます!私の中沢さんの印象は、優しくて頼りになって、ふわふわしたところもあって、お兄ちゃんっぽいです。いつも笑顔で現場を盛り上げてくれる素敵な方で、頼りにさせてもらっています。汐梨ちゃんは専属モデルを務めていた『seventeen』を読んでいて、前から知っていたので勝手に親近感がありました。
秋田 うれしい!
齊藤 私と考え方が似ているようで、似てない部分も多くて、そこが新鮮で、すごく話していて楽しいし、いつも面白いなって思います。撮影現場で一緒にワールドカップを観ていたんですが、感想が面白くて、ワードセンスもあって、めちゃくちゃ笑いました。
――それぞれのキャラクターについて、最初は理解できなかったけど、演じていくうちに共感の気持ちが生まれた行動や感情があれば教えてください。
中沢 マサムネ君は基本的に他責な部分があるので、「自分を守る」みたいな思考が行動に現れているんだろうなというのは、演じるうちに分かった気がします。寂しがり屋で、自分の居場所を守りたいという気持ちが強いんでしょうね。

秋田 最初は何がよくてモモカはマサムネ君と付き合っているのか理解できなくて。しかも学生時代から、惰性じゃなくて、ちゃんとラブラブの状態で10年付き合っているから不思議だったんです。でも、学生時代にマサムネ君から告白されるシーンを撮影したとき、キラキラしたマサムネ君が純粋に思いを伝えてくれる姿を見て、「あ、モモカのマサムネ君に対するイメージは、この頃から変わっていないのかな」と思ったんです。今のマサムネ君は、あまり感情が表に出ないですけど、モモカからしたら、楽しそうに見えるし、幸せなんだろうなと思いました。

齊藤 私は最初から〇〇子ちゃんに共感できる部分が多かったんですけど、特に「ここ!」と思ったのが、マサムネ君に対して怒ったり悲しくなったりしても、余計に明るく振る舞って、本当の気持ちを悟られないようにするところで。私もそうなので、余計に演じながらつらいなと感じたんです。軽めのシーンで言うと、マサムネ君のために新しい服を買って着てきたのに、「焼き肉に行きたいんだよね」と言われて、「大丈夫だよ」って返しちゃうところ。本当はおしゃれな服ににおいがつくから行きたくないはずなのに、そこで快諾しちゃうところも共感というか、好きな人のためならそうだよねと思った部分でした。

――マサムネ君を演じている中沢さんを見て、お二人は適任だと思いましたか。
秋田 モモカはクズなマサムネ君をそんなに見てないんですよね。朝から駅まで送ってくれるし、普通にいい彼氏という意味では適任だと思います。中沢さんも優しい方なので、いい面のマサムネ君とリンクしているなと思います。
齊藤 〇〇子ちゃんの目線で言うと、すごく怖かったです!一回段取りをしたときに、笑っちゃうぐらい酷くて、本当に傷ついたんです。それぐらいクズな演技がお上手なので完全にマサムネ君でした。
中沢 褒められているんですよね(笑)。相手によって変わる部分は不安があったので、そう見えているのであればうれしいですし、それがドラマを観ている方にも伝わればいいなと思います。
