唯一無二の主催フェス『FLOW THE FESTIVAL』、FLOWが歩んできた26年の軌跡

――『FLOW THE FESTIVAL』の来年の開催が既に発表されていますが、改めて、このフェスが皆さんにとってどのようなものになっているのか、教えてください。

KEIGO 「ロックバンドが創るアニソンロックフェス」と銘打って始めて、気づけば3年続けることができました。今はジャンルがクロスオーバーするのが当たり前なので、ロックやアニメの境界線が曖昧になってきていると思うんですよね。それでも、フェスに来てくれるお客さんを見ると、ロックファンとアニメファンが混ざり合っている感じがしていて面白いなと感じています。フレデリックが「(他のフェスとは)ノリが全然違う」と言って、それを楽しんでくれていたのがとても印象的でした。新しい音楽との出会いの場になり始めているのかなと感じていて、それは3年間続けてきた大きな成果だと思っています。

TAKE やりたいことが全部実現できるフェスなので、最高ですよね。呼びたいバンド、見たいアーティストが自分達の傘の下に集まってくれる。お客さんにとって新しい体験や発見があり、アニメとロックのハブになるような場所を作れているのは、FLOWとして積み重ねてきた活動があったからこそ、実現できたことだと自負しています。もちろん大変なことや苦労もありますが、本当に他にはない唯一無二のフェスになったなと感じています。今年はhideさん(hide with Spread Beaver)を呼んじゃいましたからね。FLOWはhide with Spread Beaverから始まった部分もあるので、僕らのバンドとしての背景を表現できたこともとても大きかったですし、hideさんを知らない若い世代の人達に「こういう偉大なバンドがいたんだ」、「今でも色褪せない音楽があるんだ」と知るきっかけになってくれていたら嬉しいですね。オールラインアップで「ROCKET DIVE」を歌ったのは、そういう思いもありました。

KEIGO まさかの「ROCKET DIVE」もアニソンだったというね(『AWOL -Absent Without Leave-』オープニングテーマ)。僕らのルーツを表現できて本当に良かったなと思っています。

KOHSHI コラボさせてもらうことも多いので、僕らも毎回コラボを楽しみにしています。今年はALI PROJECTの宝野アリカ様とも一緒にステージに立たせていただき、アリカ様の曲を歌わせていただきました。あの世界観の中に自分達がいていいものか?とリハーサルからとても緊張しました。本番でも一番緊張しましたね。しかも、アリカ様がFLOWの「DICE」も歌うという…。普段は絶対に見られないコラボが見られるのも僕らのフェスの醍醐味だと思っています。

――来年も楽しみにしています。では、そろそろまとめに入っていきますが、今回はSTREAM初登場なので、是非皆さんにとってのターニングポイントも聞かせてください。

TAKE ターニングポイントになった曲はやっぱり「GO!!!」ですね。初めてのアニメとのコラボレーションで、この曲からすべてが始まったと言っても過言ではないと思っています。その後、本当にありがたいことに多くのアニメ作品と関わらせてもらって、日本だけでなく海外にも駆け足で進むきっかけになった曲だと思っています。

KOHSHI 2006年に初めてアメリカのダラスでライブを行ったことが大きなターニングポイントになったと思っています。当時は事務所も「海外で何ができるの?」という感じでしたからね。でも、その1本のライブですべてが変わったというか…。日本のアニメが世界に浸透しているということを肌で感じることができたので、あのライブが今にすべて繋がっていると思っています。

――KEIGOさんも大きく頷いていましたが…。

KEIGO TAKEとKOHSHIの話に付随するのですが、自分達発信で「アニメ縛り」でライブを始めたことも大きかったですね。外野から色々な声が聞こえてモヤモヤする時期もありましたが、「FLOWの武器は何?」と考えた時に、世界中で「GO!!!」が鳴り響いて、世界のライブで感じることがあって、「アニメを背負えるロックバンドになる!」と腹を括ることができた。そこからは「アニメ縛り」でワールドツアーもできるようになった。全部が繋がっていくわけですが、まさにその腹を括った瞬間こそがFLOWのターニングポイントだったと思っています。

――ありがとうございます。それでは、最後の質問です。そんな皆さんの次なる夢や目標を教えてください。

KEIGO 誰1人抜けずに、この5人で26年間バンドをやり続けてこられたことが何よりも大きいことだと思っています。もちろん、チームに恵まれているということもありますが、できる限りこの5人で、このチームで続けていきたい…、それが今のひとつの目標です。そして、世界中に行かせてもらっていますが、まだまだ行っていない国もたくさんありますので、とにかく世界中にライブをしに行きたいですね。

――ちなみに、現在何カ国くらい行かれたのですか?

スタッフ 34カ国です。

(一同、驚きつつ…)

KOHSHI 全然実感が沸かないのですが、まだまだ行きたい国もありますし、FLOWの音楽を届けたい場所もあり、会いたい人もたくさんいます。それが僕らにとっての活動のモチベーションですね。

TAKE 今は日本のカルチャーへの後押しも本当にすごいですからね。インターネットによって国境の垣根がなくなり、日本の漫画・アニメ・ゲームが世界中で愛されている。そんな右肩上がりの状況の中で、FLOWにしかできないことがまだまだあると思っています。

――皆さんにとっては、結成26周年が大事な節目だったと思いますが、いよいよ30周年も見えてきますね?

KEIGO 4年後の30周年の時には、ドラムのいわちゃん(IWASAKI)はもう赤いちゃんちゃんこを着終わっていますが(笑)、30周年を迎える頃に何カ国何公演になっているのか、楽しみにしていてください。

――是非その時にまたインタビューさせてください。ありがとうございました。

一同 ありがとうございました。

Information

<RELEASE>
New Single 「+ENCOUNT」
2026年8月26日(水)
TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランク チート魔術師冒険録~』オープニングテーマ

〈商品形態〉
期間生産限定盤(CD+Blu-ray)
VVCL-2953~4
2,200円(税込)
※1形態のみ ※アニメ描きおろしジャケット

〈収録内容〉
[Disc1](CD)
1. +ENCOUNT ※TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』オープニングテーマ
2. +ENCOUNT–TV size
3. +ENCOUNT-Instrumental
[Disc2](Blu-ray)
「+ENCOUNT」-Music Video-
TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』ノンクレジットオープニングムービー
「+ENCOUNT」-Music Video Making Behind The Scenes-

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MV

アーティスト名

KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gt)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。兄弟であるKOHSHI(兄、Vo)、TAKE(弟、G)が1993年から音楽活動を始め、1998年にFLOWを結成。99年にKEIGO(Vo)、GOT’S(Ba)、2000年にIWASAKI(Dr)が加わり現在の形となる。2003年にシングル「ブラスター」でメジャーデビュー以来、ツインボーカルが織り成すメロディの強さと幅広い音楽性を武器に多くのヒット曲を世に放つ。特にアニメ作品との親和性に定評があり、アニメ『NARUTO-ナルト-』オープニングテーマ「GO!!!」や『コードギアス反逆のルルーシュ』オープニングテーマ「COLORS」、劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」/劇中歌「HERO ~希望の歌~」など、数多くのアニメ作品のテーマ曲も手がけている。2006年以降は海外での活動にも積極的に取り組み、これまでに34ヶ国・170公演以上のライブを実施。国境を越えて音楽を届ける“ライブバンド”として高い評価を受けている。2026年には、自身初のアフリカ・コートジボワールでのライブを成功させ、日本人バンド史上初となる“ライブによる世界五大陸制覇”を達成した。また、ロックバンドが創るアニソンロックフェス『FLOW THE FESTIVAL』を立ち上げるなど、デビューから20年以上を経た現在もライブを軸に国内外で精力的な活動を続け、アニソンとロックを武器に進化を続けている。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:ATSUSHI OINUMA