注目している若手のブランド

――ちなみに今欲しい物は何ですか?

古川 何だろうな、欲しい物か……。難しいな。今年、ラフ シモンズが終わっちゃうので、ラフ シモンズは今年ちゃんと買いたいなあ。しかもちゃんと新品で買いたい。

――確実に値段上がりますよね。

古川 そうなんですよ。それもあるし、原体験したい。伝説になると思うし、リスペクトがあるので、ラフシモンズはこの2023年の今を生きる若者として買っておくべきだなって思います。

――じゃあ、プラダも?

古川 プラダね、そうなんですよ。大変ですよね。

――今のプラダはカッコイイですものね。

古川 カッコいいですよね。特にラフ色が出ているコレクションラインは相当格好いいですよね。

――不思議なものですよね。本当にデザイナーってすごいなと思います。

古川 いや、ホントですね。

――今、注目している若手のブランドとかありますか?

古川 サークルヘリテイジですかね。デザイナーの彼とは仕事じゃなくて、プライベートで出会ったんです。スパドラのファンは8〜9割が女の子だし、わかりやすく格好良くあるべきだと思うし、ちゃんとキャッチーであるべきだと思うんです。でも目に見えるキャッチーさとともに目に見えないこだわりがあって、その見えないこだわりをやはり大事にすることが音楽にしろ、ファッションにしろ、ポップスだと思うんです。それをちゃんと洋服でも表現したいと思った時に同じ肌感で作っていけるのって同世代かなと思って。それで同世代の彼に12月の配信シングルの衣装の相談をして、アルバムの衣装のことも、その時からずっと考えていたのでスタイリングをお願いしました。