要潤さんはギャルに優しい最高の俳優さん
――映画『アギト-超能力戦争-』の出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか。
ゆうちゃみ まず「ギャルって仮面ライダーに変身できるの?」というのが最初の感想(笑)。しかもヒロイン役と聞いて、驚きが重なり過ぎてドッキリかと思いました。『仮面ライダー』は小さい頃に見ていたので、素直にうれしかったですし、ワクワクとドキドキが止まらなかったです。

――今回演じた葵るり子には、どんな印象を持ちましたか。
ゆうちゃみ ギャルでありながら警察官という一見結びつかない組み合わせなんですけど、しっかりした芯のある子で。十代の頃の自分と重なる部分もあって、親近感を覚えました。昨年、警視庁交通安全広報大使を務めたことがあったので、警察の制服にも馴染みがありました。
――役作りで意識したことはありますか。
ゆうちゃみ るり子ちゃんの所属するGユニットでのカラーがかわいいブルーで、ネイルを同じ色にしたり、いつもより髪の毛を明るめにしたりしました。あとは自分の中のギャルマインドをそのまま活かしつつ、るり子ちゃんの強さもミックスする感じを意識しました。
――仮面ライダーのスーツを着た時はいかがでしたか。
ゆうちゃみ 「マジか?」みたいな。この世の中で仮面ライダーのスーツを着られる人って何人いるんやろうって思ったら、涙が出そうなぐらい感動しました。衣装合わせで着た瞬間、写メを撮るのが止まらなかったです(笑)。
――アクションシーンはいかがでしたか。
ゆうちゃみ その場で教わってぶっつけ本番でした。テレビで見ていた時は簡単そうやなと思っていたけど、いざ自分でやると勝手が違って難しかったです。こんなにもできへんのかと悔しい思いもしました。たとえば敵の攻撃を私がよけると、ただボールをよけている人みたいな。敵の強大さが表現できなくて、何テイクも重ねました。スーツアクターの方に「どうすれば仮面ライダーらしくかっこよく見えますか」と相談して、念入りに打ち合わせをしながら一緒に作っていきました。

――スーツ内のシーンは、どのように撮影したのでしょうか。
ゆうちゃみ グリーンバックの前で撮影をして、後で顔だけ合成するんですが、めっちゃカメラとの距離が近いんですよ。もうチューできるくらいの近さ(笑)。カメラのレンズに唾が飛びそうで、めちゃくちゃ難しかったです。監督の言葉を信じるしかないという思いで演じていました。
――主演を務める要潤さんとの共演はいかがでしたか。
ゆうちゃみ 要さんと真剣に言い合うシーンがあったんですが、最初のテイクで「ホンマに要潤や!」って冷や汗が止まらなくなって、セリフが全部飛んで、2回くらいやり直しさせてもらいました(笑)。要さん自身は親しみやすくて、中打ち上げの時に私の言うギャル語を使って盛り上げてくださって、ギャルに優しい最高の俳優さんでした。他のキャストの皆さんも温かく接してくれて、藤田(瞳子)さん、山崎(潤)さん、柴田(明良)さんにも緊張をほぐしてもらいました。
――田﨑竜太監督の演出はいかがでしたか。
ゆうちゃみ 作品に対しても、私たちに対しても、愛が深いなと思いました。オフの時はめちゃくちゃしゃべってくれて面白いんですが、撮影が始まったらバシッとスイッチが入って「田﨑監督」になる。切り替えがすごいんですよ。ちゃんと駄目なところは駄目と言ってくれて、すごくうれしかったし、勉強になりました。
