ワークショップのような学びがあった「GTO」のオーディション

――「GTO」の出演はオーディションで決まったそうですが、印象に残っていることを教えてください。

西浦心乃助(以下、西浦) オーディションを受けたのが全員高校生で、同年代の人たちが集まって競うのが新鮮でした。あと、オーディションの段階から、ワークショップのように演出までつけてくださったんです。オーディションでお芝居をつけていただいて、さらに丁寧に教えていただけたのは貴重な経験でした。

大島美優(以下、大島) 一次オーディションは5、6人のグループで受けたのですが、私のグループに盛り上げ上手な方がいて、待機部屋で「みなさん何年生ですか?」などと話しかけてくれたことで少し緊張がほぐれました。

西浦 美優ちゃんとは別のグループだったのですが、待機部屋で待っている時間のほうが緊張しました。オーディションの本読みも一人ではなくグループで演じる台本だったので、みんなで緊張を紛らわすために会話をしていました。

――お二人は同じ事務所ですが、以前から面識があったそうですね。

大島 昨年10月期のドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ)でご一緒したのが初めましてで、今回お会いした時には安心感がありました。

西浦 トー横キッズの役でご一緒したんですが、その時は直接的な絡みが少なくて。今回の「GTO」で話す機会が増えました。僕にとっては事務所の大先輩です!

大島 いやいや(笑)。心乃助くんに初めて会ったのが「ぼくたちん家」の衣装合わせだったのですが、初対面なのに明るく話しかけてくれたのを覚えています。

西浦 美優ちゃんも明るくてフレンドリーなので、先輩ですが緊張せずに接することができました。

――「GTO」の出演が決まった時の気持ちはいかがでしたか。

大島 マネージャーさんからは最終オーディションと聞いていたのですが、それが合格発表会というサプライズだったんです。しかも発表をしてくださったのが反町(隆史)さんで、信じていいのかも分からないくらいびっくりしました。どういう最終オーディションだろうと身構えていたので、いきなり合格しましたと言われて、実感が湧かず、うれしいという感情は徐々に込み上げてきました。

西浦 僕もマネージャーさんにすっかり騙されていて、前日も「明日の最終オーディション頑張ってね」と言われていたんです。「ここで落ちたら立ち直れないくらいしんどいな」と思って、すごく気合いが入っていましたし、マネージャーさんも、「絶対にいけるよ」と声をかけてくださっていました。なのでサプライズ発表を聞いて驚いたんですが、生徒役の方たちは、美優ちゃんも含めて同年代だけど第一線で活躍されている方ばかり。そういう人たちと一緒にお芝居ができるワクワク感と、その一方で「この中に僕が混ざったら、皆さんと比べて劣ってしまうんじゃないか」という不安もありました。

大島 サプライズ発表の直後は泣いていたよね?

西浦 そうだね。

大島 一人ずつ、役名を呼ばれて所信表明をしたのですが、心乃助くんは一人だけ鼻をすすっていました。

西浦 そんなに分かりやすく泣いてないよ!(笑)。

大島 心乃助くんは「ぼくたちん家」のクランクアップの時も泣いていたので、「合格してうれしいんだろうな」と温かい目で見守っていました。

西浦 「GTO」という大きな作品に携われることもそうですし、僕としては皆さんに実績が追いついていない中で、一緒にできるといううれしさを身に染みて感じていました。

――それぞれ演じる役柄について聞かせてください。

西浦 僕が演じる細川大翔はサッカーに打ち込んでいるんですが、僕も13年間サッカーをやっていたので、いろいろな共通点を感じました。思春期で、素直になりきれないような悩みを持っているところが自分にもリンクして。現役高校生と同じ境遇を感じられるところが多いキャラクターなのかなと思います。

大島 私が演じる鈴木百花はとても明るくクラスのムードメーカーで、みんなに楽しんでもらいたいという思いが強いからこそ、常に明るく接して、面白いことをやろうと提案するんです。でも、自分が思っている自分と、他人に思われている自分とで差があって。その差をどうすればいいのか分からず悩んでいます。そういう時期は誰しもあると思うのですが、私自身も共感できるところがありました。