このメンバーが集まったのは運命としか思えない！ | ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン（山田健登×原 貴和×持田悠生×塩田一期×富本惣昭×大友 海） 「3年間の集大成は、お客様と一緒に心から盛り上がりたい」 INTERVIEW

このメンバーが集まったのは運命としか思えない！

──みなさんは2021年からステージを通じて切磋琢磨してきたと思うのですが、今、改めて振り返ると、テニミュはご自身の中でどういった存在でしたか？

山田　僕にとっては原点ですね。テニミュを通じて成長したことがたくさんあるし、これからの自分の人生にとっても主軸になると思います。ここで知り合ったメンバーは本当に家族みたいなものだし、この年齢になってそんなかけがえのない仲間に出会えたことに感謝しています。

原　ダンスとかお芝居はもちろんだけど、人間的な面でも成長させてくれたのがテニミュだったと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

持田　この先、いろんなお仕事をしていくことになると思うんです。でも、そこでもテニミュで学んだことは絶対に活きると思うし、そもそもテニミュがなかったらお仕事のオファーもないかもしれない。だから「自分にとってテニミュとは何か？」と聞かれたら、「この先のすべて」という答えになるかもしれない。

富本　かっけー。舞台の決めゼリフみたいじゃん。

持田　気持ちいいな、今日は（笑）。

塩田　じゃあ自分のとってのテニミュは……「運命（さだめ）」かな。

持田　おい、なんで真似してカッコつけてんだよ（笑）。

塩田　いや、でもこれは本当の話。だって、僕たちがオーディションを受けたのってコロナ禍まっただ中で、そんなスタートだったからこそ、このメンバーで何年も公演できることが奇跡みたいに感じられて。この先、何十年経っても今やっていることは鮮明に覚えているはずです。もちろん僕にとっても初めての大きな舞台だし、舞台というものを教わったのもテニミュの現場だったので、ここでの経験を次に活かしていきたいと考えています。

富本　たしかにテニミュとの出会いは運命的なんですよね。実際、劇中の歌詞にもあるんですよ。『Best of the best!』という曲で、≪この時代で会えたのは 必然の運命さ≫と歌っているんです。

大友　自分にとってのテニミュか……。技術的な部分でも人間的な部分でもテニミュで成長できた部分はもちろんあるんですけど、一番は仲間ができたということが大きかったかもしれない。自分の強いところも弱いところも全部さらけ出せる仲間がいるって心強いことですよ。これからの人生で大きなプラスになると思います。

──最後に5月25日から始まる「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン Dream Live 2024～Memorial Match～」を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。

大友　ここで僕たちは青学（せいがく）を正式に卒業することになります。寂しい気持ちもありますけど、今まで本公演で頑張ってきたものすべてをドリライで届けたいです。あとは僕らとしては純粋にドリライを楽しむだけ。一種のお祭りみたいなものだと考えていますから。最後は泣かないように頑張りたいので、楽しみに待っていてください！

富本　今回のドリライはテニミュ4thシーズンの集大成。僕たちも成長した姿を皆様にお届けするように全力で頑張りますし、お客様にも全力で楽しんでいただきたいなという気持ちがあります。

塩田　どういう演出になるのか？どういう曲を歌うのか？お客様も今からも楽しみにしている方が多いと思うんですけど、自分たちキャスト側としてもライブ形式が初めてなキャストも多いので、楽しみという気持ちがとにかく大きいです。おそらく熱心なファンの方はペンライトやうちわも用意してくださると思うので、ステージ上から見える景色が今から楽しみで仕方ない。乾としてステージに立てる数は残りわずかですが、お客様と一緒に僕らも全力で楽しみたいです。

持田　舞台の本公演も、お客様と一緒に作り上げるという感覚があったんですが、ドリライのステージは今まで以上に一生に作り上げるという要素が強くなるはずなので、全力で盛り上がっていけたらいいなと思います！

原　正直な今の気持ちとしては、終わるのが寂しいです。だけど始まりがあれば、終わりがあるというのは当たり前の話。最後がドリライでよかったなと思う面もありますね。このメンバーで青学（せいかく）としてステージに立つのが最後だからこそ、おもいっきり叫び倒して、騒いで、楽しみたい。とりあえず僕たちと一緒に楽しみましょう！それがすべてです。

山田　ここまでたくさんの対戦相手と戦ってきましたが、 この期間だけは学校の垣根を越えて一緒に楽しんでいければいいなと思います。そしてなによりも青学（せいがく）の集大成となるので、そっと背中を押してくれたらと。最後まで油断せずに頑張りますので、みなさんも楽しんでいってもらえたらうれしいです。

PHOTOGRAPHER：TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER：MAMORU ONODA,HAIR&MAKE：REA AIZAWA、SATOMI OKA、NATSUKI TANAKA,STYLIST：TOSHIHIRO MURATOME（Yolken）