若男女、たくさんの方に愛してもらえるようなグループになりたい | INSPIRE 「コンセプトにとらわれず、模索しながら進化し続けているガールズグループ」 INTERVIEW

若男女、たくさんの方に愛してもらえるようなグループになりたい

――１曲ずつ『BEYOND THE HORIZON～勝者の宴～』の聴きどころをお聞かせください。

陽菜　表題曲の「BEYOND THE HORIZON ～勝者の宴～」は、初期メンとして「いよいよ始まるな」と思えるぐらい、力強くて、まさにスタートを切るような前向きな歌詞になっています。“手を取り合って”というフレーズが何度も出てくるんですが、メンバーだけじゃなくて、スタッフさんも含めたチームINSPIREとして、みんなで協力をしてやっていくという意気込みが漲った曲です。AメロBメロとスタートはラップ調なんですが、ラップが初挑戦というメンバーも多いんです。今までの歌割は、歌う子が限られていたりしたんですが、この曲は全員が歌っています。それぞれのソロがあって、バトンタッチをしているような感覚もあり。サビの部分は、さらに華やかで前向きさがグレードアップしていくんですが、こういうストーリー性のある曲をデビュー曲にさせていただいてうれしいですし、ずっと大事にしていきたい曲です。

――初挑戦のラップはいかがでしたか。

陽菜　みんな苦戦したんですが、栞衣来がINSPIREのラップ担当なので、かなり助けられました。

栞衣来　レコーディングの前から歌割りが決まっていたんですが、みんなの個性がラップにも出ているなと感じます。

陽菜　ゴリゴリのラップではないので、ライブではポップな曲調にラップも馴染んでいます。パフォーマンス面で言うと、サビの振り付けをTWICEのモモさんのお姉さん・ハナさんに作っていただいたんです。K-POPっぽさもあって、すごくスマートで、体のラインが綺麗に見える振り付けになっています。途中で「マイム・マイム」という民謡の振りも入っていて、メンバー同士で手と手を取り合っているところもポイントです。

朱梨　２曲目の「stay with me」は英語の歌詞が多くて、落ち着いたチルな楽曲です。途中まで切ない歌詞なんですが、ブリッジのところで内に秘めていた本心を打ち明けて、最後のサビで楽しい気持ちに変化していくという、ドラマのようにストーリー性のある曲です。パフォーマンスでは、歌詞に合わせた表情に注目してほしいです。

栞衣来　「Inspiration (2024 ver.)」は、かわいさとかっこよさの両方を楽しめる曲です。サビがキャッチーで、ライブではお客さんと一緒に歌いやすい歌詞になっています。振り付けもキャッチーで、キュートさもありつつ、後半のラップではかっこよさもスパイスとしてあって。いろんなフレーズに言い方や表現の仕方など、メンバーそれぞれの個性が出ているので、そこにも注目していただけるとうれしいです。

陽菜　「Inspiration」はINSPIREにとって最初の曲で、今のメンバーでの2024年バージョンは、さらにグレードアップしています。

絢女　「DreamerZ (2024 ver.)」は70年代をイメージしたメロディーで、幅広い世代の方に楽しんでもらえる楽曲です。サビの振り付けが簡単なので、ライブではお客さんと一緒に盛り上がっています。「DreamerZ (Express ver.)」は全く別のアレンジで、よりライブで盛り上がる曲になっています。

朱梨　「Dance For Your Life」はINSPIREの盛り上げ曲で、ライブでもラストに持ってくることの多いアガる１曲になっています。

友紀　「Confetti (2024 ver.)」は歌詞もメロディーも明るくて前向きで、INSPIREの中で一番かわいい曲です。顔回りで手を使ったサビの振り付けは真似しやすいんですが、シンプル過ぎないので楽しいです。

――ライブの見どころを教えてください。

絢女　歌が上手なメンバーもいれば、ダンスで魅せるメンバーもいるので、個性豊かなメンバーが絶妙に混ざり合ったパフォーマンスが持ち味です。

陽菜　多彩なフォーメーションなど、曲ごとに表現方法を変えているので、様々なギャップに注目してほしいです。

――最後にこの夏の目標をお聞かせください。

陽菜　今年はいくつか夏フェスの出演が決まっているんですが、まだまだ私たちは知名度がないので、いろんな方に知ってもらえるように、そして見ていただいた方にパワーを与えられるように全力でライブをして、老若男女、たくさんの方に愛してもらえるようなグループになりたいです。

PHOTOGRAPHER：TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER：TAKAHIRO IGUCHI