「演技はしたくない」と宣言していたにも関わらず、主演舞台が決定
――そんな演技が苦手だったという菅原さんですが、現在、舞台『紅哭-KURENAI-』では主演を務めています。お話を最初に聞いた時はどう思われましたか?
菅原 演技の仕事を2回やらせていただいたことで、いつかMusic Videoで演じてみたいという目標ができました。もう少し演技の仕事を重ねていって、自分の演技に自信が持てたところで、いつか舞台の仕事もできたらいいなと話していたら、舞台『紅哭-KURENAI-』のお話がきて、ビックリしました。まだ全然気持ちが整っていない状態だったので、「マジか…」と思いました(笑)。「やります」と言ったんですけど、そのあと少しだけ後悔しましたね。冷静になって考えてみると、主演で殺陣もあって、しかも感情を押し殺して生きている女の子という役柄だったので、難しい点が重なり過ぎていて、後悔しかけましたけど、結果的には素敵な出会いがたくさんあったので、引き受けて本当に良かったなと思っています。

――舞台『紅哭-KURENAI-』について、改めて、どんな作品か教えてもらえますか?
菅原 『紅哭-KURENAI-』は死体を漁って生き延びる少女達のお話です。私が演じる霧音という女の子は、何事にも屈せず感情を押し殺して生きてきた女の子なのですが、ある少女との出会いから、自分も感情を持って生きてもいいんだということに気付き、成長していく姿が描かれています。成長するということは、楽しいことだけじゃなく、辛いこともあるんだと実感するお話なので、人は1人では成長できないということを、私自身もこの物語を通して感じることができました。
――とても難しい役柄だったと思いますが、演じてみていかがでしたか?
菅原 私自身は普段から感情が全部だだ漏れしちゃうタイプの人間なので(笑)、感情を押し殺すということが難しくて大変でした。そこから感情を爆発させるということもまた難しくて…。でも、霧音の成長過程を演じながら、自分も成長できたような気がしています。殺陣もとても難しかったのですが、発声が特に難しかったですね。アイドルでマイクを持って歌っている時には気にならなかったのですが、マイク無しで舞台上で大きな声を出すということがとても難しかったです。また、私は普段の喋り方が舌足らずなので、それがところどころに出ていると指摘されたりもしたので、発声だけじゃなく霧音の話し方にもとても苦戦しました。
――今回は、東京公演が終わった直後にインタビューさせていただいていますが、菅原さん的には手応えはいかがでしたか?
菅原 初日と2日目よりも千穐楽の方が緊張しました。3週間空いて、愛知公演へと続くので、また振り出しに戻らないようにしなきゃなと思っています。この間、他のみんなは大阪公演をやっていたので、差が開いてしまわないかとても心配で…。今は家で、ずっと1人で稽古しています。次の愛知公演では気持ち的にも負けないで、東京公演よりもさらに成長した姿を見せられたらいいなと思っています。

――SKE48として活動していた愛知県での公演となりますが、今の心境はいかがですか?
菅原 仕事でまた愛知県に帰れたらいいなとずっと思っていたのですが、まさか舞台の仕事で帰るとは思ってもいなかったので、とても嬉しいですし、楽しみです。しばらく離れていた分、ちゃんと成長した姿を見せなきゃなというプレッシャーも感じています。東京公演を観に来てくださった方達からは、素敵な感想をたくさんいただけましたし、卒業した他のメンバー達からもファンの皆さんからも温かい言葉をいただけたので、愛知の皆さんにも喜んでもらえるように頑張ります。
――共演者の中には、菅原さんと同じく元48グループのメンバーだった方が多いので、色々お話をしたり、刺激を受けたりもしたのではないでしょうか?
菅原 そうですね。今回は川上千尋さん、眞鍋杏樹さん、市川美織さん、湯本亜美さんがいてくれてとても心強かったです。話してみたら全然イメージと違う面白い方ばかりだったので、もし同じグループで活動していたら絶対にウザ絡みしていたと思います(笑)。現役時代には交流はなかったのですが、このような形で出会えたことがとても嬉しいです。48グループではないですが、西井万理那から「本番に強いタイプだね」と言ってもらえたこともとても嬉しかったです。
