SKE48卒業後は、「ライブをしたい」「歌いたい」という気持ちが強い

――キャリアについてお聞きします。高柳さんは2021年にSKE48を卒業されました。卒業については20代前半から考えていたそうですね。

高柳 22、23歳の頃から考えていましたが、結果として20代を全うしました(笑)。

――いつ頃からお芝居を楽しいと感じるようになったのでしょうか?

高柳 17歳でSKE48に入って、18歳の頃にお芝居の楽しさに目覚めました。

――グループに入る前からお芝居に興味はありましたか?

高柳 あまり意識していませんでした。グループで楽曲のパフォーマンスをしていく中で、歌詞に描かれたストーリーの主人公や第三者の視点で演じることが楽しくて、それがきっかけでお芝居に興味を持つようになりました。

――アイドルの経験もお芝居に生きているのですね。

高柳 そうですね。度胸もついたと思います(笑)。

――舞台と映像は、どんなところが違うと感じていますか?

高柳 映像作品は、より繊細なお芝居が求められます。舞台は、みんなで一つの作品を作り上げていく一体感が楽しめるのが魅力ですね。発声方法も違います。去年、舞台と連動したドラマをやったのですが、舞台用の稽古をした後にカメラを回したら「もっと自然な声でいいよ」と言われました。舞台は会場にいる全てのお客さんに声が届くようにしないといけないけど、映像でそれをすると大げさになってしまうのかなと、違いを感じました。映像はカメラがぬいてくれるけど、舞台はお客さんに全てを観せるという視点も異なるポイントですね。

――卒業コンサートはコロナの影響で延期になりました。その間はどんな気持ちでしたか?

高柳 不安でした。世の中が、エンタメが必要ない、なくても生きていけるという空気になって。無事に卒業コンサートができるのかと悩んでいる時に、ファンの方から「明音ちゃんが頑張っている姿を見ると勇気がもらえる」と、たくさん声をかけていただいていましたが、正直半信半疑だったんです。でも、大好きなアイドルの映像を観ていたら、「かわいい女の子が歌って、踊ってくれるだけでこんなに元気になるんだ」と勇気がもらえて。「みんなが言ってることは本当だったんだ!私も頑張らなきゃ」と思えるようになりました。

――今もアイドルは追っていますか?

高柳 好きなアイドルやK-POPの映像を観たりしています。去年はSKE48の14周年のコンサートも観に行きましたし、新公演も声をかけていただき観に行きました。

――卒業してからSKEロスになりましたか?

高柳 それは、なかったですね。やりきったし、加入して10年経って、一回り以上も下の子達が入ってくると「ちょっと違うかも」という気持ちになって、それ以上いるという選択肢はなかったです(笑)。私はアイドルが好きだったので、一生続けていきたい気持ちでいましたが、常にメンバーが循環するグループに入ったので、卒業は致し方なかったと思っています。SKEロスというよりは、「ライブをしたい」「歌いたい」という気持ちが強くなりました。ファンのみなさんには「いつかライブをします!」と公言したので、時間を見つけてボイトレしたり、歌える曲を増やしたりしています。いつかオリジナル曲が歌えるようになりたいです!

――歌手として活動したい気持ちもあるんですか?

高柳 歌手と言えるかどうかはわからないですが、ファンのみなさんの前で歌いたいですね。去年は、私の誕生日イベント&ファンミーティングを2部制で行い、3曲ずつ違う曲を歌ったのですが、集まったファンの方から「明音ちゃんが歌っているのが好き」と喜んでいただけました。私の卒業コンサートでは、声を出すことができなかったから、「名前を呼びたい」「声を出したい」と言っていただくことが多くて、その無念も払ってあげたいなと(笑)。「明音~!」と呼んでもらえる機会を増やすために試行錯誤をしている最中です。