ターニングポイントになった「メタモルフォーズ」

――現在のAMEFURASSHIのスタイルになったきっかけを教えてください。

愛来 コロナ禍前に「メタモルフォーズ」(2020年7月1日に配信リリース)という曲をいただいて、緊急事態宣言が出る前に振り入れをしていたんですけど、あの曲から方向性が変わったと思います。

市川 「メタモルフォーズ」を披露する予定だったライブが、コロナ禍で後ろ倒しになって。もうちょい詰めてかっこよくしようって振りを変えたんですが、その時期にダンスパフォーマンスというものに向き合う時間が長くなりました。改めて一から基礎をやって、よりパフォーマンスに力を入れるようになりました。

愛来 2021年2月28日にリリースしたシングル「BAD GIRL」を披露するようになったあたりから、「EDMいいじゃん」という声も多くなって。この方向性が私たちに合っているのかもしれないと、いろんなことに挑戦するようになりました。衣装も今までにない、メンバーの個性に合わせてデザインが違うものだったりして、今のAMEFURASSHIに繋がっていきました。

――新しいダンスパフォーマンスに、すぐに対応できたんですか?

愛来 みんな苦戦しました。泣いた人もいたし。

市川 最初に泣いたのは(と小島を見る)。

小島 私だね(笑)。「メタモルフォーズ」の振りが全く頭に入ってこなくて。もともと振りを覚えるのが得意ではないし、難易度も上がってみんなについていけなくて。「こんなんやってられない!」って泣きました。

愛来 市川さんも泣いてましたけどね(笑)。

市川 うん(笑)。かっこいい男の子っぽい曲というのも初めてだったから。

愛来 「メタモルフォーズ」はダンスが激しいから、めちゃくちゃ動いた後に、ちょっと抑えて歌わななきゃいけないのも難しかった。

市川 確か初披露のときは1曲目だったのでまだ良かったけど、「メタモルフォーズ」がライブの終盤にきたらどうなるのかなって心配だった(笑)。

愛来 1曲目に「メタモルフォーズ」で最初から汗だくだったよね(笑)。

市川 そう考えると、体力もついたよね。

――7月9⽇には新宿ReNYでワンマンライブ「梅⾬祭2023」を開催しますが、どんなライブにしたいですか?

愛来 AMEFURASSHIは「かっこいい」とか「おしゃれ」とか、いろんなジャンルに挑戦しているんですけど、今回の『Coffee』は、女性の大人っぽさと女の子のかわいさがたくさん詰まっています。元々あるAMEFURASSHIの楽曲に挟んでいって、どんどん幅を広げていくことで、みんなで素敵な空間や思い出に残るライブを作りたいです。