SKE48卒業後、タレントとしてアソビシステムに所属することに

――菅原さん、実はSTREAMには二度目の登場です。2024年10月、SKE48のシングル「告白心拍数」のリリースタイミング以来となりますので、まずはグループ卒業から今に至るまでのお話から聞かせてもらえますか?

菅原茉椰(以下、菅原) SKE48を卒業したのが2025年8月末なので、もう少しで卒業から1年が経とうとしています。その何年か前から頭の片隅に“卒業”という文字が浮かんではいたのですが、アイドルを精一杯やりきれたな、SKE48を楽しみ尽くせたな…と思えるタイミングが来たので、グループを卒業しました。卒業発表が2月だったので、卒業までの半年間、どんな選択肢を選ぼうかと色々考える中、一度は表舞台から離れようかなとも思ったのですが、家族や周りの皆さんから「これからも活動している姿が見たい」と言ってもらえたこともあって、タレント活動を続けようと決意しました。SKE48にいたからこそできた仕事もたくさんありましたけど、SKE48にいたらできなかった仕事もあったので、少しずつですが、今そうした仕事が叶えられている気がしています。

――卒業後の明確なタレント像のビジョンはあったのでしょうか?

菅原 明確なビジョンがあったわけではないのですが、SKE48時代から地元の宮城県で仕事をしたいという気持ちを強く持っていました。グループの後半1~2年ぐらいは、宮城での仕事が増えていたのですが、どうしてもスケジュールが調整できなかったり、名古屋からの移動時間の兼ね合いで叶わなかったりした仕事もあって…。それがとても残念だったという思いがあったので、今は地元で色々な仕事ができてとても嬉しいです。この後もお話させていただきますが、正直に言うと、思い描いていたビジョンとは全然違います。今の事務所に入る前の面談では、「演技のお仕事はしたくない」と伝えていましたので…。

――今の事務所アソビシステムにはどのようなきっかけで所属することになったのですか?

菅原 本当にたまたまご縁があって…といった感じなのですが、色々な方とお話をさせていただく中で、今の事務所の方が私のことをまだ全然知らないのに「タレントとして担当してみたい」と言ってくださったんです。それこそ、KAWAII LAB.などアイドルグループが強くなっていった時期にも関わらず、タレントとして私に可能性を感じてくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。中川(悠介)社長も「タレントとしてやっていきましょう」と言ってくださってとても心強かったので、この事務所に入りたいなと思いました。

――ありがとうございます。改めて、現在の活動についても教えてもらえますか?

菅原 今はラジオの仕事をメインに活動しています。月1のレギュラーも合わせると、3本のレギュラー番組に出演させていただいています。グループ時代にはあり得なかった話なので、とても嬉しいですし、ありがたいですよね。他にも演技の仕事も増えてきているので、これからはもっとテレビにも出られるように頑張ります。

――でも、先ほどのお話ですと、演技の仕事はしたくなかったのですか?

菅原 そうなんです。以前に演技をした時の嫌な思い出が残っていて、それ以来、演技はやりたくないというか、自分の中で結構なトラウマになっていました。なので、最初は事務所にも「演技はやりたくないです」と明確に伝えていたのですが、何度かトライさせていただき、出会った演者の皆さんや演出家さんとお話していくうちに、少しずつ意識が変わってきました。

――そんなに苦手意識を持っていたのですか?

菅原 本当に嫌でしたね。でも、まだ入れるかも分からない事務所の社長さんに普通言わないですよね。「演技NGです」なんて(笑)。でも、あれだけ言ったにも関わらず、演技の仕事が続けて入ってきて…(笑)。最初に出演させていただいたのは、縦型ショートドラマで、意地悪な妹役でした。アイドルを辞めてから数か月経った後に、もうこんな格好しないだろうと思っていたようなハーフツインと衣装で、しかも共演者の方より年上なのに妹役を演じるという始まりだったので、私自身は全然楽しめませんでした。やっぱり演技は難しいなと感じていたんですけど、「悪くなかったよ」という声をいただけて、その後、地元の宮城のドラマにも出演させてもらいました。そこでもまだ楽しいと思えるまでには全然至らなかったんですけどね。

――苦手な演技の仕事とは言え、地元での仕事という意味では菅原さんにとって大きかったのではないですか?

菅原 そうですね。それは(仕事を受けようと決断する上でも)大きかったかもしれません。しかも、私が演技に苦手意識を持っていることを知りながらオファーしてくださったので、これはもうやるしかないなと思って臨みました。その時も上手にできなかったなと思いましたけど、でも、その仕事があったからこそ、演技に対してさらに向き合って考えられるようになりましたし、演技レッスンを受けるなど前向きに捉えられようになったのかなと思っています。