こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。今週も先週に引き続きインタビュー企画をお届けしたいと思います。今回、わたしがインタビュアーになって、メンバーひとりずつお話を聞いていきます。
前回はユイ・ガ・ドクソンさんに来ていただきました。今回はそんなドクの同期、ココ・パーティン・ココさんにお話を伺っていきます。

キャ・ノン 解散発表してから今日までどんなことを考えながら過ごしてきた?
ココ・パーティン・ココ GANG PARADEに対してもっと濃く向き合いたいなと思っていて。記憶はどうしても失われていくけど、遊び人と過ごすツアーやメンバーとの時間が、振り返ったときに思い浮かぶ景色になるように、GANG PARADEを意識して過ごしていきたい。
キャ・ノン 解散発表の前後で自分の感覚は違う?
ココ・パーティン・ココ 解散が決まっていたけど言えなかった時期が一番もどかしかった。遊び人とはいつも気持ちが通じ合っていると思っているから、解散することを伝えるまでの期間はすごく自分の中でもしんどかった。
キャ・ノン 遊び人との間にズレが生まれていたよね。
ココ・パーティン・ココ 解散を発表した後は、悲しい気持ちを消化するのは大変だったけど、一緒に感情を共有しながら走っていけるようになったのはすごく楽になった部分でもあった。遊び人の気持ちを受け止めるのは想像以上に心のキャパシティが必要だし、一人ひとり思ってることも違うけど、共有できていることで前に進めるなって思った。だから解散を発表してからは素直に向き合えてるかなと思う。
キャ・ノン ココがツアー初日にみんなのトラウマになりますってMCで話したけど、すごくいいなと思った。
ココ・パーティン・ココ ほんと?嬉しい。
キャ・ノン 解散と向き合うときにしっくりくる言葉があまりなかったけど、確かに自分にとってもある意味トラウマになるツアーだけど、遊び人にも同じ気持ちになってもらえるなって。その言葉を聞いてツアーが始まったのはすごくよかった。
ココ・パーティン・ココ 初日に何を喋ろうかなっていうのがなんかすごく漠然としていて。始まってみないとわからないし、どういう気持ちになっているのかわからなすぎて。解散発表してから、いろいろ考えて、みんなの声を聞いたときに、終わりがきてもGANG PARADEが心の中に残る存在だったら嬉しいなって思って。遊び人からもトラウマだよって言ってもらえているから、意図が伝わったのかなって思うし、しっかりと刻みつけて、GANG PARADEがいろんな人の人生の中に残り続けるような、そんな時間にしたいなと思っていました。
キャ・ノン もう残り2ヶ月だね。現時点では手応えはある?
ココ・パーティン・ココ ギャンパレのいい部分って、暗くなりすぎないところだと思っていて、そこは意識して保ちたいなって自分も思っている。解散に向けて着実に段階を踏んでいっている感覚はあるし、セットリストもそういうのを踏まえて考えたりしていて、一曲一曲が意味のあるパフォーマンスになっていると思っているよ。
キャ・ノン ギャンパレの活動を振り返って大切にしてきたことは?
ココ・パーティン・ココ アイドルとは何か、自分がどういうアイドルでいたいかを考えたときに、すごくありきたりだけど、元気を届けること、いろんな人の元気の源でいることかなって思う。そのためには自分が楽しめていないとそれが伝わってしまうから、どんなときでも視点を変えて自分自身が楽しめるように意識していたかな。
キャ・ノン 一番苦戦したのは?
ココ・パーティン・ココ 最初のBiSのオーディションに落ちて、SiSも解散したときは、1ヶ月で2回も絶望を味わって。スタッフさんに「これは絶望じゃないよ」って言われたんだけど、そのときは意味がわからなくて。今振り返ると「もう無理だ」と思ったときこそ人生のターニングポイントだと思えるようになったのは、不合格と解散があったからだと思う。それを乗り越えた先にGANG PARADEがあったわけだし。
あとは、100キロマラソンもかなりしんどかったけど、終わってみると自信にもつながって、東京マラソンも走ろうかなって思えたし。辛いことを乗り越えてきたことで自信につながっていった部分があるから、全部やってよかったなって思う。
キャ・ノン 自分が一番変わったところと変わらないところは?
ココ・パーティン・ココ 変わったところは、何も知らなかったんだなってことを思い知った。社会の厳しさとか、東京という場所、芸能界という場所。本当にすごい人たちが集まっている中で、自分の良くないところとか劣っているところ、逆に自分が人よりできている部分とか、そういう自分に対しての理解度、解像度みたいなのが上がったなって思っていて。まだまだ全然完璧じゃないけど、地元にいたときより自分と向き合う時間が増えてよかったかなって思うし。自分の欠点を突きつけられる仕事ではあるから、それとどう向き合うかは日々考えているかなって。
キャ・ノン 関わる人も多いもんね。
ココ・パーティン・ココ そう。遊び人との特典会でも分単位、秒単位でいろんな人と関わるし、いろんな人がいて、人への理解度も上がった。地元だと境遇も価値観も似ている友達としか一緒にいないけど、仕事となると全然そういうわけにはいかないし。逆にいろんな人がいるから、こういう人のこういうところ、いいなとか、お互いに欠点があっても、その人には他のいいところもあって。今までだったら絶対関わってこなかった人とたくさん触れ合ったことで、人への理解もすごく深まってよかったなって思います。
キャ・ノン わかる。人としての成長になる。鏡というか、人を見て自分が見えるみたいな。
ココ・パーティン・ココ マジでそう。いろんなことを教えてもらった。
キャ・ノン 変わらないところは?
ココ・パーティン・ココ 変わらないところは、ずっとひょうきんなところ。幼少期のアルバムとか見ても、ずっと変顔していたり、地元の友達と会っても変わらないねって言われる。自分の悪いところや性格を理解して、変わった部分もあるけど、ベースのキャラクターは意外に変わっていない。
キャ・ノン 根明だよね。楽しいことが好きだよね。
ココ・パーティン・ココ 自分にも暗い部分とかももちろんあるし、ネガティブな部分も多いんだけど、ベースは楽しいかも。
キャ・ノン 他の人に楽しくしてもらうんじゃなくて、自分でその場を楽しくするタイプな気がする。
ココ・パーティン・ココ 確かに楽しい空間を作ることが好きかも。
キャ・ノン いい性格。明るいし、いいところ。
担当編集 ちなみに芸能を目指したのはWACKが最初なんですか?
ココ・パーティン・ココ 学生のときからアイドルが好きでよく見ていて、憧れはありました。NHK名古屋が制作していたドラマ「中学生日記」にも応募したりはしましたが、特に名古屋から出る気もなかったですし、本気で芸能を目指す踏ん切りもついていませんでした。WACKに入る前に、一度、学校を辞めて東京の事務所に入るか考えることがありましたが、家族とか学校のこととかいろんなことを考えたときに辞められなかった。でもWACKは絶対に入りたいと思っていたので、学校を辞めてでもすぐに行きたいって思いました。
担当編集 ココさんといえば、圧倒的な存在感を放つ歌声をお持ちですが、活動前から歌うことへのこだわりはあったのでしょうか?
ココ・パーティン・ココ 人前で歌ったのはWACKに入ってからです。昔から歌が上手いって言われるようなこともなかったし、カラオケに行っても周りに歌が上手い子はたくさんいたし、意識したことはなかったです。音程を取るとかの感覚も本当にわからなくて。BiSのオーディションの歌唱審査で、初めて人から歌を評価されるという経験をしました。
キャ・ノン 一緒に活動してきた中での思い出といえば?
ココ・パーティン・ココ ライブの風景とかもそうなんだけど、ツアーでみんなで各地に行くという行為そのものかな。みんなでいろんな場所に行くって、普通の生活をしていたら味わえなかったことかなって思う。みんなで車に乗って行ったり、各地で美味しいものを食べたり、その土地でしか会えない人に会う経験は一番の思い出。
キャ・ノン 印象的な場所とか、公演はある?
ココ・パーティン・ココ 初めて地元の名古屋でライブしたときに、小さい頃から慣れ親しんだ場所にメンバーがいるのが本当に不思議で。時空が歪むというか、変な感覚があった。通学路にGANG PARADEの人がいるって思うと面白かったかな。
キャ・ノン 地元があるのいいな。そんなこと思ったことない。
ココ・パーティン・ココ 面白いよ。変な感じする。あとは、場所によって県民性があるんだと感じたのは、初めて広島に行ったときで。お客さんがすごく熱狂的だったことが印象に残っているし、めちゃくちゃ熱いライブハウスでみんなで倒れそうになりながらやったり、ツアーではいろんなことがあったなって。野音とかサンプラザとか、赤レンガとか、いろんなターニングポイントはもちろんあるんだけど、みんなでツアーを回ってきた日々が一番思い出深い。
キャ・ノン 印象的だったツアーはある?
ココ・パーティン・ココ いっぱいありすぎるけど、今回のツアーかな。解散後にこのセットリストを聴いたらいろんなことを思い出すと思う。NEVER ENDING PARADE TOURはコントが大変だったのが印象に残っている。あとはAVANTGARDE PARADE TOUR。13人が形になってきたツアーで、「この13人、本当にすごく良いかも」って思った。コロナ禍が終わって、声出しも解禁になって、久々に倒れそうになるくらい汗をかいて。徐々に感覚を取り戻してきたし、ギュウギュウで汗だくになるライブ、いいなって思った。滋賀公演の帰り道、アドレナリンが出てて滋賀から東京までほぼ寝られなくて、いろんなことを考えたし、こういうライブにしていきたいとか、これからが楽しみだなって思っていたかな。
キャ・ノン 私に聞きたかったけど聞けなかったことや言いたかったけど言えなかったことはある?
ココ・パーティン・ココ ノンは加入前からギャンパレを知ってくれていて、ライブにも遊びに来てくれていた、ギャンパレ唯一の元遊び人だと思うんだけど、そのときのギャンパレとか、私はどう見えていた?入ってからのギャップとかも。外から見てた人が中に入ってきて感じたことは気になる。
キャ・ノン 外から見ていたときは楽曲派で、あのライブいいじゃんみたいな視点だったから、メンバー一人ひとりのことはあまり知らなかったかな。でもココみたいな歌声の人ってなかなかいないから、すごくかっこよくていいなって思ったのは覚えている。自分の固定観念が壊されたというか、こんなにかっこよくて尖っていても、アイドルという枠でやっていけるんだっていうのがいいなって。
ココ・パーティン・ココ そんなこと思ってくれていたんだ。
キャ・ノン あとはココが怖かった(笑)。見た目とかじゃなくて、特典会に行ったときに「どこのアイドルなの?」って聞かれて。
ココ・パーティン・ココ え?そんなこと言った?全然覚えてない。
キャ・ノン 多分、特典会が始まる前に、メンバー同士で私の話をしていて。ココが結構私のことを知っていて、なんで知ってるの?怖いと思ったのを覚えてる(笑)。
ココ・パーティン・ココ それは確かに怖い(笑)。ノンが特典会に来たことは覚えていて、写真撮ったよね。ノンがPARADISESに加入したときも、あのときの子だ!ってすぐ分かった。特典会まで来てくれていたけど、入ってみてギャップはあった?
キャ・ノン ギャップはなかったかな。みんなそのままだから。だから本当に、なんでこんな明るい人たちなのに、あんなに暗くなっちゃったりしてたんだろうって思った。
ココ・パーティン・ココ そういう時期もあったね。
キャ・ノン あの時期は要らなかったんじゃないって思う。
ココ・パーティン・ココ 事務所も含めてストーリーを作る癖はあるかも。
キャ・ノン もしストーリーがなかったとしても、ギャンパレは絶対に面白かったよ。
ココ・パーティン・ココ 確かに。元々明るい人だけがいるグループではなかったから、そういう部分も強く出ちゃったのかもしれない。次のステップに行こうってなったときも、すごく受け身だったと思う。サキちゃん(カミヤサキ)が引っ張ってくれる存在だったり、事務所の中でもお決まりの流れみたいなのがあったりして。その流れに乗っかっていくだけだったのが一番良くなかったところだったかな。自分たちから提案したり、言われたこと以上のものを返そうっていう感覚は、当時はなかったなって思う。でも、そういう時期があったからこそ今につながっているし、再始動後は自分たちで提案したり、意見をたくさん出したりするようになったのかな。
キャ・ノン 良くも悪くも生きるのが下手な人たちだなっていうのは、入る前から感じていた。だから本当にもったいないって思っていた。なんで「自分たちが可哀想」みたいにしちゃうんだろうと思って。そんなことをしなくても、魅力的なグループなのに。
ココ・パーティン・ココ 確かにね。なんか自信をつける環境がなかったのかも。
キャ・ノン 自信がないことに対してもなんで?って思っていた。自信持てばいいのにって。すごくいいグループなんだから自信持ってやればいいのにって。
ココ・パーティン・ココ 負け癖みたいなのがつきすぎて、BiSやBiSHの存在が大きすぎて。ギャンパレいいじゃんって認めてくれる人を素直に受け止められなかったっていうのもあったと思う。自分的には「入れてもらったグループ」って感じる部分もあったし、自分の力で今があるわけじゃないって思ってた。元々、みんなが守ってきてくれたグループに入れてもらったっていう感覚があって、自信をもつにはすごく時間がかかったかな。
GO TO THE BEDSとPARADISESに分かれて活動する期間を経て、これまでのギャンパレとは違う全く新しいものになったときに、自分が作っていくんだっていう感覚が芽生えて。そこで評価されたことは自分の自信になっていった。もっと早くそれに気がつけたらよかったなって思う。強いグループが周りにいすぎて、自分たちへの目の向け方が下手くそだった。「自信持てよ」って思ってくれてたのは嬉しいね。
担当編集 SNSでも話題になっていましたが、先日、お二人で盛岡を観光されていましたね。どんなきっかけだったんですか?
ココ・パーティン・ココ ノンのママが盛岡のライブを見に来てくれてて、翌日にノンと観光するから延泊するって聞いて、私もそれに乗っかりました。GO TO THE BEDSのツアーで初めて盛岡に行ったんですが、盛岡という街にすごく感動して。これまでほぼ全ての都道府県に行きましたが、中でも盛岡が大好きで。理由は自分でもよくわからないんですけど、街並みだったり、風情がすごく好きで。盛岡でゆっくりしたいなと思っていたんですけど、全然時間がなくて残念だなと思っていたところでした。
担当編集 ノンさんのママと一緒に観光していたんですか?
ココ・パーティン・ココ そうです。ノンのママとはライブのときにご挨拶するくらいだったので、最初はなんかすみませんみたいな感じでしたが、ノンのママもすごく優しくて、いいよいいよって言ってくれて、一緒に盛岡冷麺も食べたり、私もノンもポケモンが好きだから、イシツブテ公園に行ったり、朝も素敵な純喫茶を調べてくれて一緒に行ったり。一緒に観光して盛岡をめっちゃ楽しみました。
キャ・ノン 陽キャなママなので(笑)。
ココ・パーティン・ココ ノンとお出かけしたことはなかったんで、めっちゃ楽しかったし、いい思い出です。

ココのライブへの姿勢みたいなものがすごく好きなので今回その部分も聞けてうれしかったです。逆にココからの質問には、自分が外側だったからこその勝手な意見をこの場なので話させてもらいました。ギャンパレはずっとずっとかっこいいグループです。この先まだまだ他のメンバーの登場もお楽しみに。
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