「QUEEN OF STAGE」のタイトル通り、作り込まれた圧巻のパフォーマンスが続く

次のブロックは、玉井詩織のソロ曲で12ヶ月連続配信プロジェクト「SHIORI TAMAI 12 Colors」の2月の配信曲「Another World」からスタート。恋愛を描くポップチューンをダンサーとともに表現。続いて高城がwacciの橋口洋平が作詞作曲を手掛けたソロ曲「じゃないほう」。楽曲の中で展開される葛藤を高城の歌声とダンサーのコンテンポラリーダンスで魅せる。

4人がステージに再登場すると3rdアルバム「AMARANTHUS」の収録曲「バイバイでさようなら」。帽子を被ったメンバーが箱形のセットの中で歌い、ビジョンにはモノクロのメンバーが映し出される。同じく「AMARANTHUS」収録曲の「Guns N’ Diamond」ではマイクスタンドを使って力強く歌い上げた。「PLAY!」はビジョンのゲーム調の映像とシンクしながらダンサーとともに楽曲のストーリー演出。カラフルなパラソルを使い、雨や青空、虹を作り上げ、ボーダーレスな愛を作り上げる。「ゴリラパンチ」、「Nightmare Before Catharsis」では外周をトロッコで周り、4階席まで届くように手を振ったり、サインボールを投げたり、モノノフひとりひとりと心を重ねていく。

ステージに戻ると今年の東北楽天ゴールデンイーグルス・田中将大投手の登場曲でBLUE ENCOUNTの田邊駿一が作詞作曲を手掛けた「Re:volution」へ。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」などでも披露した疾走感のあるロックナンバーで会場を席巻した。

MCに入るといつもの自己紹介を終えると「HAND」と「リバイバル」と続けた。「HAND」ではメンバーの”影”を使った演出、「リバイバル」はツアーオリジナルアレンジバージョンで歌い出しは4人のアカペラ、曲後半ではラップなどアーティストとしての表現の幅を見せつけた。

続いて佐々木彩夏がソロ曲「だって あーりんなんだもーん☆」、「あーりんは反抗期!」、「あーりんはあーりん♡」をメドレーとして詰め込んだ『A-rin QOS REMIX MEDLEY』を披露し会場を盛り上げる。佐々木が会場を去ると同時にステージはスモークに包まれ、百田が真っ白な天女のような装い登場。ヒロインとして出演した映画「すくってごらん」の主題歌「赤い幻夜」を歌い上げて、会場を魅了した。

スモークが焚かれる中、百田がビジョンの方を向くとビジョンが左右に分かれ、3人も純白の衣装で再登場し、「天国のでたらめ」へ。まっすぐな眼差しと儚い表情に会場全体が息を呑む。歌い終えると、純白の衣装からメンバーカラーの衣装に早替え。和テイストの衣装に扇子を持ち「GOUNN」が始まった。和傘を持った黒衣装のダンサーもかけつけ、一体となりパフォーマンス。ダンサーは以前の「GOUNN」の振り付けを取り入れる場面も印象的。

勢いそのままに8月4日にDigital Releaseされた前山田健一作詞作曲、布袋寅泰がギターで参加した『MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰』へと続く。ツアー初日で初披露されたばかりの新曲だが、キャッチーな楽曲はモノノフにもあっという間に浸透。ファイナルではコールも揃い、振りコピをするモノノフで溢れた。