曲作り、振り付け、演出、衣装など、メンバー発でアイデアを出すことが多い

――4月23日に全国流通CD『罵罵罵』をリリースしますが、表題曲のMVがYouTubeチャンネルに公開されています。

KEI 社会人でも学生でも、いろんな抑圧があるじゃないですか。理不尽なことも多いですけど、そこに立ち向かう姿を、メンバー一人ひとりが学生や社会人になりきって、ALL INという世界をハックする軍団が社会に立ち向かっていこうというメッセージがMVには込められています。

RYOGA 歌詞も攻めた言葉が使われているんですが、それによって本当はみんな言いたいことがあるけど言えないでしょう、みたいなことを表現しているので、多くの人に共感してもらえると思います。

――RYOGAさんとRENさんがラップを担当していますが、お二人ともALL INの前からラップをやっていたんですか。

RYOGA 僕はオーディションを受けたときに、いきなりラップをやってと言われたのが最初で、それまで一度もやったことがなかったです。オーディションは合宿で3日間あったんですけど、ずっとホテルでラップの練習をしていました。

REN 僕もラップの経験は全くなかったです。僕はメンバーの中で一番声が低いんですけど、自分が他のメンバーに勝てる武器は何だろうと考えたときに、やっぱり低音かなと思って。低音でラップをやったらかっこいいだろうなと漠然と思って、8人になったタイミングで、プロデューサーの方に「ラップをやりたい」と自分から志願しました。

――カップリング曲の「はじまりの合図」はどういう曲でしょうか。

KAZUMA ALL IN初となるメインボーカル二人の曲です。最初は切ない方向に行こうと思ったんです。でも恋愛に対して前向きな曲にしようとATSUSHIと話し合って。

ATSUSHI 新たに恋愛がスタートしていくという歌詞を女性目線で歌っています。

――メンバー発で曲を作ることは多いんですか。

KAZUMA 最近増えていますね。曲作りに限らず、「罵罵罵」の振り付けはRYOGAが担当しています。

REN 衣装もメンバーが提案することもあります。

RYOGA それぞれの分野で得意なメンバーが、運営の方と話し合って決めることが多いです。

――現在、ALL INが参加している「REAL IDOL PROJECT」はどういうものでしょうか。

RYOGA たくさんの男性グループが参加されているプロジェクトで、ライブはもちろん、運動会や学園祭などのイベントも予定しています。ALL INだと今回の「罵罵罵」みたいに悪ガキのコンセプトに沿った曲が中心なんですが、「REAL IDOL PROJECT」のテーマソング「トキメキUNITED」はザ・アイドルソングで。今までALL INがやってこなかったジャンルに挑戦しています。ALL INの活動を始めて今年で3年目になるんですが、いろんなところに幅を広げていきたいという気持ちもあって、悪ガキというコンセプトは大事にしつつ、今回のようにいろいろな方々とアイドルチックなことができるのはありがたいです。普段はアイドルグループを応援しているファンの方々にも僕たちの存在を知ってもらいたいなど、いろんな思いがあって今回参加させていただくことになりました。「トキメキUNITED」にはALL INバージョンもあって、リリイベなどで披露しています。

――「トキメキUNITED」はどういう曲ですか。

RYOGA アイドルの子たちがたくさん集まっている楽曲なので、みんなで盛り上げていこうみたいな明るいメッセージが込められていて、曲も振り付けもチャーミングです。

――最後にお一人ずつ、新年度の抱負をお聞かせください。

ATSUSHI 新体制になって、もっとメディアに露出できるようなグループになりたいです。個人としては元々演技をやっていたので、グループのお仕事を中心にしつつ、お芝居やモデルにも挑戦したいです。

SATORU 辛いものを食べられるようになりたいです。KEIが辛いものが大好きで、TikTokでもそういう動画を上げているんですけど本当に美味しそうなんですよね。

KEI 僕はスノーボードをしたいです。もうシーズンは終わりますけどね(笑)。

JUHIRO 得意なダンスでALL INを引っ張っていけるように、もっともっとレベルを上げていきたいですし、歌のテクニックも磨きたいです。あとSNSで自分らしいコンテンツを作って、バズることでグループに貢献したいです。

RYOGA 振付師、演出家としてのスキルを上げる1年にしたいと思っています。ALL INで何曲か振り付けさせていただいたりとか、ワンマンライブで演出させていただいたりしたんですが、制作に関する幅を広げていくために、研究する1年にしたいです。

YUDAI 日本武道館のステージに立つために、パフォーマンを磨いていきたいです。

REN たくさんのアーティストがいる中で、自分だけが出せる唯一無二のパフォーマンスや見せ方を研究していきたいです。

KAZUMA グループとしては音楽と向き合いつつ、もっともっと多くの人たちに見てもらえるように、SNSだったり、個人活動も含めて、メディア露出に力を入れていきたいです。個人的にはリーダーとしてグループを引っ張っていけるように頑張りたいです。

Information

『罵罵罵』
4月23日リリース

価格:各¥1,200(税込)
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド

【TYPE-A】
1.罵罵罵
2.はじまりの合図
3.タイトル未定
4.Lie Lie Lie

【TYPE-B】
1.罵罵罵
2.はじまりの合図
3.タイトル未定
4.Ai LOVE

【TYPE-C】
1.罵罵罵
2.はじまりの合図
3.タイトル未定
4.イヤイヤ(Re-ver.)

ALL IN

8人組ダンス&ボーカルグループ。グループ名はギャンブル用語でも使われる「ALL IN(意味:全賭け)」に由来していて、「高みを目指して自分の才能全てを賭けろ」というメッセージ性が込められている。2021年12月19日、品川ステラボールにてステージデビュー。デビューからわずか4ヶ月という異例のスピードでALL IN初単独公演を目標動員80名を越えた総動員133名で大成功を収め、2022年12月には1stワンマンライブをALL IN史上最大規模の渋谷O-WESTにて開催し、チケットはSOLDOUT。2023年9月に新メンバー3名を加えた8人体制となり、新体制初の2ndワンマンライブもSOLD OUTを決めた。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI