キャ・ノン（GANG PARADE / KiSS KiSS）連載vol.21「ふぃくきすツアー福岡公演のこと」アイドルリアル備忘録

こんにちは。KiSS KiSSのキャ・ノンです。8月30日からはじまったのんふぃく！×KiSS KiSSツーマンツアー『FiCKiSS!』も、残すところ10月23日ファイナルのみになってしまいました。先日はひさびさにKiSS KiSSで福岡に行くことができて嬉しかったです。KiSS KiSSがはじまったばかりの時に、一人ずつ地方に行ってイベントをする日があって、わたしはそのとき福岡に行かせていただきました。その日はイベントまでとても時間があって、朝起きてまつげパーマに行ったり、美容室に行ったり、ピアスを開けに行ったり、一人でラーメンを食べたり、バスに乗ってみたりと、福岡の街を満喫しました。その日のおかげで、先週の福岡遠征でも道をよく覚えていて、こっちに行ったら何があるかなどもちゃんと把握できている状態で行動できました。福岡の街って歩いていて楽しいんですよね。こうやって遠征で行かせてもらえる地方の街を、詳しくなりたいのが来年の目標です。おいしいごはん屋さんもたくさん知りたいし、穴場とかも見つけて行きたいので、おすすめの場所があったら随時教えてください。福岡の次は札幌マスターになりたいです。ちなみに、この福岡旅で前に行ったピアススタジオに行ってもう一個ピアス開けちゃおうかなと思ったのですが、起きれず断念しました。

というわけで今日は、ふぃくきすツアー福岡公演について書いていこうと思います。

 

前回のツアーからライブのない期間が続いて、KiSS KiSSのライブは久々だった。朝起きてから電車に乗って空港までの道も、飛行機の中でも変な緊張と不安があって、今日のセットリストの振り動画を一周確認した。これだけライブのない期間が続くのもあまりなかったので、そわそわとした気持ちと、KiSS KiSSのライブができることのうれしい思いが混ざって不思議な感覚だった。

会場入りすると、この日はのんふぃく！さんと同じ楽屋で「あと一回しかないのさみしいねー」と声をかけてくれて、このツアーが終わってしまうことの寂しさを実感した。こんなにも他の事務所のアイドルの方と、しかもグループで一緒にやったことはなかったので、ツアーが終わってしまうことだけの悲しさだけではなく、もうこうやってツーマンツアーで会えなくなってしまうことがはじめての経験で、なんだかとてもこの時間を惜しみたくなった。

 

リハーサルが終わり、本番までの時間、わたしも含めひさびさのライブにメンバーみんなそわそわしていた。メイクを直して、ヘアアクセサリーを着けて、それでもなんだか完成していない気持ちになった。みんなで時間を決めてセットリストの繋ぎを確認したり、MC内容をみんなで考えたり、ストレッチや声出しをしたり、本番まで各々の過ごし方をした。それでもなぜか時間は足りなくて、袖に行きますと言われてから何かしたくなってしまうのだ。

 

先攻はKiSS KiSSから。SEが流れ円陣を組む。1曲目はわたしたちのデビュー曲『KiSSES』からはじまった。福岡でのライブもWACKツアーぶりでひさしぶりだったので、福岡や九州に住んでいる方と会えるのはとても嬉しかった。ステージから見る客席はカラフルで、みんな好きな色を身に纏っていた。2曲目は可愛いポップチューンでMVも公開されている『楽園きゅ～とぴあ♡』。3曲目は『ファンファーレ』で会場のみんなと一緒にクラップをして踊った。

 

自己紹介MCを挟み、次の曲『Twilight』の説明をする。「この曲はサビでペンライトを振る振り付けになっているので、光るものを持っている方は一緒に、そうでない方は拳を振ってください」というベビの言葉と、「よろしくお願いします！ちゅ！」という挨拶で最初のフォーメーションに移動した。そこから『KiSS KiSS KiSS』『KiSS KiSS SUNSET』『チョコキス！！』と続き、MCを挟んで最新曲『ほっちゅ！』を披露した。この曲をやるのは、前回の名古屋公演ぶりの2回目だ。今までの曲の中で一番、コールアンドレスポンスがたくさんあって、これからどんどんライブで育てていきたいと思っている一曲だ。（まだ音源は世に出ていないので、是非ライブ会場で一緒にこの曲を育てていって欲しいですお願いしますちゅ）9曲目はのんふぃく！さんのカバー『プラトニックチョロイン』を歌わせてもらって、最後は『雨天決行』で締めた。ひさびさのKiSS KiSSは、やっぱりいい曲揃いだとまた自画自賛した。

 

自分たちのライブが終わって、のんふぃく！さんのライブを上から見学させてもらった。これまでの会場はこうやって客席側から見ることができなかったので、正面から見られるのはとてもありがたい。パフォーマンスもMCも煽りも勉強になることばかりで、どうやって自分たちなりのものに活かせるか考えながらステージを見させてもらった。わたしたちはまだまだ成長途中だけど、進化を見せられるようになりたいと強く思ったライブだった。

 

10月23日、ふぃくきすツアーファイナル、お待ちしています。

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