10年のNGを貫いた水着を解禁「初めての水着グラビアが写真集でよかった」
――初の写真集となりました。お話が来たときはどんなお気持ちでしたか?
野村実代(以下、野村) びっくりしました! ずっと水着グラビアをNGにしてきたので「なんで私に来たんだろう」と不思議だったんです。でもすごく熱烈なオファーをくださって。「肌見せは一切NGですけどいいですか?」と聞いたら「いいです」と言ってくださって、いい意味で「ヤバいな」って(笑)。さすがに即決はできなくて、一度家に持ち帰って家族会議をしました。お母さんとは何でも相談するのですが、すぐに「出してほしい」と言ってくれました。私自身、心のどこかで「絶対に写真集はないだろう」と勝手にあきらめていたので、叶えられるチャンスが舞い込んできたと思ったら「やります」という選択に至りました。

――10年間NGにしてきた水着も解禁されました。どんな心境の変化があったのでしょうか?
野村 自分の中ではずっとNGにしていて、「やらない」とファンの方にも言っていました。だからOKしたことがいまだに自分でも信じられない部分はあります。でも、写真集は私のことを好きでいてくださる方が手に取ってくださる、特別なものだと思うんです。だから、初めての水着グラビアが写真集でよかったなと思います。
――細部までこだわった1冊だと伺っています。
野村 そうなんです。制作の段階から「妥協は許せません」とお伝えしていました。水着グラビアって、みなさんすっぴんに近いメイクで披露することが多いんですけど、ちょっと困るので「メイクもしっかりしたいです」とお願いして。衣装も「かわいくないものは着たくありません」と事前にはっきり言っていました。一生に一度かもしれない写真集なので、自分の中に「妥協」の2文字は絶対になくて、そのわがままを全部聞いてくださったから写真集が叶いました。もし1つでも叶わなかったら断っていたかもしれません。
――ヘアメイクもフィッティングも、相当な数から選ばれたそうですね。
野村 カメラマンの下田直樹さんにも、私から「事前にお会いしたいです」とお話しして、名古屋から東京へご挨拶に行かせていただきました。「実はちょっと不安なんです」という話もそのときにさせていただきました。「嫌なものは嫌と言ってください」というスタイルの優しい方だったので、撮影中も「これは必要ですか?」「これは嫌なんですけど」と、けっこうズバッと言わせてもらいました。

――撮影はタイのプーケットということでいかがでしたか?
野村 プーケットは自然豊かで、空気がおいしすぎました。普段は日常がバタバタしていて落ち着く時間がないんですけど、ゆっくりできて。ホテルもすごくきれいで、中庭のプールを夜にボーッと眺めたり、デジタルデトックスが出来ましたね。基本、仕事以外は家に引きこもるタイプなので「自分、今海にいる。しかも海外!」というワクワク感は、ビーチのカットでしっかり表現されていると思います。
――タイトル『美しい方程式』は秋元康先生が名付けられたということですがいかがですか?
野村 秋元先生がこの写真集を見て、素直に「美しい」と思ってくださったから付けてくれたタイトルだと信じて、選ばせていただきました。SKE48として活動をしていく中で、いろんなことを考えて、悩んで、喜んでと、様々なことが積み重なってやってきた10年間だったので「簡単には語れないんだよ」ということが表現されているなと思います。
――帯には秋元先生からのコメントも寄せられています。「最初は、そのスタイルに目を奪われる。でも、知るほどに見えてくる。飾らない性格。夢に向かって進むまっすぐさ。そして気づけば、心も奪われる。この方程式は手強い。」と、この言葉を受けていかがですか?
野村 本当に帯コメントの通りだなと思うし、短い文章で私がすごく表現されていて、さすが秋元先生だなって。よく言われるんです、キリッとした印象で近づきづらいって。でも本当にそんなことなくて、握手会でも初めて来た人に「みよまる(野村の愛称)ってこんなに話しやすかったんだ」と言って好きになってもらえるパターンが多いんです。このギャップは自分の武器だなと思っています。
