えびちゅうの選択肢には満足「あがくのも怖くないし、何をやっても怖くないし楽しい」

――2nd写真集『まちあわせ』の出版後、2026年12月16日の誕生日で30歳に。えびちゅうでは最年長の“大人”なメンバーですが、かつて描いていた“大人”になれた実感はありますか?

真山 描いていた大人像は、もう忘れちゃいました(笑)。きっとあったんでしょうけど、たぶん忘れてしまったのは現状に満足しているからで。30歳まで“中学生”と言い続けられるとは思っていなかったし、常に「ありがたい環境」だと思っています。でも、「大人ってなんだろう」とは、ずっと考えています。

――今に「満足」しているというのは、何をもって感じるんでしょう?

真山 12歳でグループが結成され、えびちゅうの経験しかないまま大人になった今は、将来の選択肢が複数あったはずなのに、アイドルとグループを選んだこと自体が満足なのかなと思っているんです。でも、活動に対しては「もっと売れるぞ!」という欲もあります。

20歳を過ぎた頃までは、そうした気持ちを出して「あがくことがカッコ悪い」と思っていたんですけど、20代が過ぎようとしている今では、そんな考えはなくなりました。大人としてみていただける中で「大人にもなれるし、子どもにもなれる」のはアイドルをやってきたからですし、えびちゅうでアイドルを続ける選択肢があったから「あがくのも怖くないし、何をやっても怖くないし楽しい」と思っています。

――えびちゅうの結成は、2009年8月。グループでの真山さんの活動は、まもなく17周年となります。その間、正直なところメンバーとしての活動を「あきらめよう」と思ったことは、なかったんでしょうか?

真山 あきらめなきゃいけないと、思っていた時期はあります。でも、ハッキリと「えびちゅうでの活動をあきらめよう」と思ったことはありません。私自身が満足していても、グループでの活動に満足したことはまだなくて。むしろ「あきらめたくない」と、ずっと思っています。

――それほどまで、グループにかける原動力は?

真山 自然と芽生えていったものではありますけど、いつからか「私ひとりの人生ではない」と、考えるようになったんです。結成からしばらくは「キレのないダンスと不安定な歌唱力」をアピールする「King of 学芸会」のグループとしての面白さがあったんですけど、そのうち「えびちゅうはいい歌を歌う」「元気をもらえる」と評価していただけるようになって、私事ではなく、応援してくださる方々への責任を背負いながら「この人生を歩いていかなければ」と、変わりました。