グループでもっと上に「売れたい」の背景にあったえびちゅうファミリーへの思い

――グループには、数々の曲があります。結成から現在まで、自分の中で意味が変わってきた曲もあるんでしょうか。それこそ『大人はわかってくれない』も収録されるシングルがリリースされた2012年8月の当時、真山さんは15歳でしたが…。

真山 10代の頃は「大人とケンカしてやる!」ぐらいの気持ちで歌っていました。今では「大人はわかってくれないんじゃなくて、わかっているけど知らないフリをしているんだよ」と思っています(笑)。でも、ステージで披露するとなると、それほど変化はないです。

――グループでは小久保柚乃さん、風見和香さん、桜井えまさん、仲村悠菜さんと、10代のメンバーと活動を共にしているのも、影響があるのかとも思います。

真山 目上の方が「若いエキスを…」と言いたくなる気持ちが、分かってきました(笑)。20代になっても、忘れていた10代の感覚をみんなが取り戻させてくれるんです。何度もリセットを繰り返しているし「またこの感覚って…最高じゃん!」と思っています。えびちゅうファミリーの中にも、私たちを応援してくださる理由として「何かを取り戻した気持ち」があると思っているし、グループの根本にはあるんだろうと考えています。

――ひと回りほど年齢の離れたメンバーとも活動しながら、真山さん自身はまもなく30歳に。自分でも思っていたアイドルとしての節目を迎えますが、10代、20代を経た「30代のアイドル」となってから、期待するものはありますか?

真山 早く年齢をイジってほしい。30歳でアイドルはもちろん、えびちゅうのメンバーとして“中学生”を名乗れるのはおいしいじゃないですか(笑)。30歳の誕生日当日には「生誕ソロライブ」(2026年12月16日/東京・Zepp DiverCity(TOKYO))も決定して。私たちはすべての事象を面白がれるグループだと思っていますし、私もそれを示したいので、世代が変わり「解放されすぎじゃない?」と思っていただけるくらい、グループの真山りかとしても、1人の真山りかとしても、30代を楽しみたいです。

――ソロ出演したWebのバラエティ番組『チャンスの時間』(ABEMA)では、千鳥の大悟さんに年齢に関するアドバイスを受けていました。番組では「どうしたらえびちゅうは売れますかね?」とも相談していて、真山さんにとってのグループが「売れる」とは、何をイメージしているんでしょう?

真山 私たちは2012年5月リリースのシングル『仮契約のシンデレラ』でのメジャーデビューから日本人アーティスト史上最速で、2013年12月に埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演に立ったんですけど、そこからライブの流れがほぼ変わっていないんです。もちろん、それはすごいことだと感じていますけど、私としては、アリーナツアーの達成が売れるためのステップだと思っています。

――たしかに近年をみても、春と秋にツアー、夏には「FAMIEN」があり、秋には「ちゅうおん」があって、冬には大規模会場での「大学芸会」がある基本的な流れは、ずっと変わっていない印象もあります。

真山 それも人によっては「売れている」と評価していただくんですけど、基本的な流れが変わらないのは現状維持とも思うんです。だから、もっと上を見たい、もっと上に行くグループをえびちゅうファミリーのみなさんに「知っていただく喜び」を伝えたい意味での「売れたい」はあります。

――グループの曲『大人はわかってくれない』では、年齢による変化も伴ってきたと伝わりましたが。それこそ『売れたいエモーション!』『まだ×2売れたいエモーション!』に乗せる思いも、30代を迎えるとさらに深みを増していきそうですね。

真山 すでに、自分でもそう感じています。最初に『売れたいエモーション』を歌った当時は正直、何も考えていなかったんです。でも、未来には夢があり「売れてお金持ちになりたいな」と歌っている曲なので、歌声が強くなり、気持ちの乗せ方も変わりました(笑)。

Information

真山りか2nd写真集『まちあわせ』(KADOKAWA)
発売日:2026年7月22日(水)
定価:3520円(税込)

公式サイト

真山りか

1996年12月16日。東京都出身。2009年8月、私立恵比寿中学の結成メンバーとして加入。グループ内の出席番号は3番。趣味はアニメ、お絵描き、サウナ。特技はサッカー、。ソロでは舞台出演などを果たし、ラジオ型音声アプリ「Artistspoken」ではレギュラーPodcast番組『幼馴染なふたり』で、元メンバーで現在はアイドルグループ・Maison de Queenでリーダーを務めるぁぃぁぃ(廣田あいか)と共演。

PHOTO:KYOSUKE AZUMA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO