将来に向けて「自分にウソをつかずに生きてほしい」

――キャリアについても伺いたいです。中学から高校にかけては、何をしていましたか?

川上 今も変わらないけど、活発でした。私立の男子校で6年間を過ごして、部活を一生懸命やっていましたね。人前に立つのも好きで、よく同級生を笑わせていました。兵庫県出身なので関西独特のノリというか、面白いヤツが目立っていたんですよ(笑)。部活も友だち付き合いも、楽しいことに全力をそそいでいた経験は、大人になった今も生きている気がします。

――その後、大学時代のモデルデビューを経て俳優に。これまでの道のりにあった、ターニングポイントは?

川上 俳優デビュー作となった『テニスの王子様3rdシーズン』への出演です。大舞台で人前に立つのは人生初の経験で、何よりも大きなターニングポイントでした。僕は元々、安定志向だから芸能界へ入るつもりはなかったんです。企業へ就職して家庭を築くのが人生だと思っていたし、あの作品に出会わなければ今の自分はなかったです。

――俳優のやりがいは何でしょうか?

川上 僕は舞台出演が多いんですけど、千秋楽のカーテンコールがたまらなく好きですね。どの作品でも感じることで、毎回「目の前のお客さんの拍手があるからこの仕事が好きだし、続けられているんだ」と思うんです。たぶん、それがなかったらやめていただろうと思うほど。「演技が上手になりたい」「こんな役者になりたい」という理想像もあるんですけど、スタンディングオベーションの光景があるから「この仕事はやめられない」と思っています。

――最後、キャリアを考える若い世代へのメッセージをお願いします。

川上 自分にウソをつかずに生きてほしいです。青春時代の経験は、大人になった自分を作ると思っているんです。周囲に流されて「これは間違ってる」「私のやりたいことじゃない」と判断してしまうと、大人になってもそのままの人間になってしまうと思うんです。僕は素直に生きてきて、それを受け入れてくれた親や青春時代の友だちに感謝しています。大人しく過ごすのが好きでも、周りとはしゃぎながら過ごすのが好きでもいい。将来、「学生時代は楽しかった」と言えるように日常を過ごしてほしいと思います。

Information

映画『パラフィリア・サークル』
2023年6月23日(金)公開

出演者:⽟城裕規、川上将⼤、瀬⼾啓太、縣豪紀、園⽥あいか、鈴⽊聖奈、川村海乃、吹越ともみ、 和泉宗兵、中⼭峻、脇崎智史、佐⽵桃華、タカハシシンノスケ、⽥辺歩、⾼橋改、宮崎寿々佳、中村美緒莉、坂本澪⾹、咲⾕菜⽉、七瀬七名、藤崎朱⾹、和泉ゆり、相葉千春、滝⼭康平、⾺場莉乃、鈴⽊征爾、江藤正輝、イジリー岡⽥ (特別出演)、⼤浦⿓宇⼀、三浦浩⼀

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川上将大

1993年4月8日生まれ、兵庫県出身。2014年大学在学中「関西キャンパスコレクション」でモデルデビュー、ショーモデルとして活躍。2015年にオーディションを経てミュージカル「テニスの王子様3rdシーズン」(2016年)亜久津仁役で舞台デビュー。その後「刀剣乱舞シリーズの大般若長光役など2.5次元舞台で活躍。2017年に映画『霊眼探偵カルテット』に出演。以降、2018年「衿まき女〜闇のアサシン〜」「走れ!T校バスケット部」、2019年「桃源郷ラビリンス」、2020年「ゴースト〜試練の道〜ENDLESS」など映画出演多数。特技はバスケットボールで、学生時代には兵庫県3位となり阪神選抜に選出。

PHOTOGRAPHER:HIROKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO