メンバーそれぞれのアイドルを目指した理由

――お一人ずつアイドルを目指したきっかけを教えてください。

カナコ・ケンタウロス(以下、カナコ) もともとは別のアイドルグループでスカウトを受けたんです。それまで私はアイドルに興味がなかったですし、歌とダンスの経験もなかったのでお断りをしていたんですが、一年ぐらいアプローチをいただいて。アルテミスの翼という新グループを作るからどうしてもということで、その頃にはアイドルのことも多少は分かっていましたし、歌ったり踊ったりできたら面白そうだなということで加入を決めました。

――人前に出ることに抵抗はなかったんですか。

カナコ その前からモデルのお仕事をいただいていたので、その辺は大丈夫でした。いざアルツバの活動を始めてみたら、ファンの方と会ってお話をしたり、ライブを通して繋がれたりするのが楽しくなっていきました。

カシオペア・キアラ(以下、キアラ) もともとダンスを習っていて、私の知らない間にスクールの先生がオーディションに応募していたというのがきっかけで。ダンスの子役のオーディションかと思って行ったら、アイドルのオーディションでした(笑)。それに合格して、気付けば長年アイドル活動をしています。

――その時点でダンスは長く習っていたんですか。

キアラ 5年ぐらいです。いろんなジャンルのダンスをやっていたんですが、K-POPが大好きだったのもあって、アイドルのダンスも楽しかったです。

――どうしてアイドルをやってみようと思ったんですか。

キアラ やらない理由がなかったんですよね(笑)。親も応援してくれたし、活動していくうちにアイドルも好きになりました。

アテナ・シオリ(以下、シオリ) 私もアイドルとは無縁の生活を送っていたんですが、先に兄がアイドル活動を始めていて、その繋がりから今のプロデューサーに出会って、声をかけていただきました。

――歌とダンスの経験はあったんですか。

シオリ 歌は初めてだったんですが、クラシックバレエを長くやっていました。ただアイドルのダンスは全く違うので、ほぼ初心者みたいな状態でしたね。いまだにライブパフォーマンスをしているときに、バレエ要素があると言われることがあります。

カナコ 動きがしなやかで美しいんですよね。

ドルフィン・カレン(以下、カレン) 始めるきっかけはスカウトだったんですが、もともとアイドルが好きで、ちっちゃい頃からやりたい気持ちがあったんです。でも、それを家族に言うのが恥ずかしくて、スカウトしていただいたことで初めてオープンに「やってみたい」とお母さん、お父さんに伝えて始めました。

――小さい頃はどういうアイドルが好きだったんですか。

カレン AKB48さんやももクロさんなど、テレビでおなじみの国民的アイドルを観て、「かわいい」「私もアイドルをやってみたい」「こういう衣装を着たい」と思っていました。でもオーディションがあることすらも知らなかったので、ひそかに思い続けていました。

――念願だったアイドルをやってみていかがでしたか。

カレン ステージに立ったら、この楽しさはやめられない!と思いました。大学受験で芸能活動をやめた時期もあったんですが、もう1回やりたいと思えた仕事だったので、アルツバで再びアイドル活動を始めました。

トライアングル・オト(以下、オト) 私は中学生のときにテレビでアイドルを見て憧れを持つようになって。自分もやりたいなと思って、中学2年生から高校2年生までの間にオーディションを受けまくっていたんです。お母さんからは高校生になったらやめなさいと言われていたんですが、それでも諦めずにオーディションを受けて、ようやくアルツバで夢が叶いました。

――好きなアイドルはどなただったんですか。

オト ハロー!プロジェクトさんがめちゃめちゃ好きで、オーディションも受けていました。

――実際にアイドル活動をしてみていかがでしたか。

オト 本当に楽しいし、好きなことだから、家にいてもどこにいても常にグループのことを中心に考えています。SNSの発信など、難しいこともたくさんあるんですが、それはそれで攻略しがいがあるなと思います。

ユニコーン・リョーカ(以下、リョーカ) もともと私はモデル事務所に所属していて、高校生のときに事務所の方からアイドルのオーディションを受けないかと勧められたのがきっかけです。ダンスは小学1年生から習っていて、歌も好きでしたし、何よりAKB48さんが大好きだったんです。でも自分でアイドルになりたいとは思っていなかったんですよね。

――どうしてですか?

リョーカ あくまで見る専だったんです。アイドルは好きだけどやりたくないなと思いながらもオーディションを受けたら合格して。それで活動はしてみたものの、ヒップホップダンスをやっていたのもあってアーティストをやりたくて、一旦アイドルをやめたんです。でも、やっぱりアイドルのほうが楽しいことに気付いて、またアイドルを始めました。今はゴリゴリのダンスよりも、きゅるきゅるしたアイドルのダンスのほうが好きです。趣味も特技も全部アイドルっていうぐらい今はアイドルが一番です!

ペルセウス・ツカサ(以下、ツカサ) もともと私は引っ込み思案な性格だったんですが、ダンスを習い始めたら、徐々にオープンな性格になって。前の事務所に所属したときにアイドルグループを勧められて、最初は正直アイドルに抵抗があったんです。でも芸能活動を始めるなら、まずはアイドルからやってみないかと説得されて、やってみたら楽しかったんですよね。それで、もともと別のグループで活動していたんですが、2022年からアルツバのメンバーになりました。

――もともと、どういうダンスをやっていたんですか。

ツカサ ジャズとヒップホップです。