初めて本格アクションに挑戦して、空手の経験を活かすことができた

――奥平さん自身、学校の行事ごとや部活など、何か打ち込んだことはありましたか?

奥平 高校時代はお仕事に打ち込んでいましたけど、中学時代はバスケ部に打ち込んでいました。行事ごとも積極的に参加していて、中学のスポーツ大会では団長を務めました。

――小学生の6年間は空手をやっていて、大会でも結果を残していたそうですし、すごく活動的なんですね。

奥平 活動的だったのは中学生までで、今はインドアで疲れることが嫌なので、できるだけ体は動かしたくありません(笑)。お仕事は別として、最近は運動自体があまり好きじゃないので、小さい頃は元気だったなと思います。

――アクション系の作品に出たい気持ちはないんですか?

奥平 ちょうどDisney+(ディズニープラス)の『ワンダーハッチ –空飛ぶ竜の島–』(2023年冬独占配信予定)という作品でアクションをやらせていただいて、そこでアクションの楽しさを知りました。

――空手の経験は活かされましたか?

奥平 「こう動かしてみて」という指示に対して、要領を掴むスピードの速さは、空手の経験が活かされたのかなと思います。そもそもやったことのなかったジャンルだったので、役者としての幅が広がって良かったです。あと新田真剣佑さんという、とんでもない役者さんと一緒にアクションができたのも、すごく楽しかったです。

――インドアと仰っていましたが、休日はどう過ごすことが多いんですか。

奥平 基本的に家で映画を観たり、音楽を聴いたりです。

――昔から音楽が好きだったそうですね。

奥平 小さい頃から、ずっと音楽が流れていた家庭だったので、音楽を聴くのが僕の中で当たり前で、いろんなジャンルを聴きますし、自分でレコードプレイヤーも買いました。

――過去にアース・ウィンド・アンド・ファイアーが好きだと仰っていましたが、最近買ったレコードは何ですか?

奥平 キング・クリムゾンのライブアルバムです。

――プログレが好きなんですか?

奥平 もともとイエスが好きなんです。正直、そこまでキング・クリムゾンに思い入れはないんですけど、前までサブスクに入ってなかったんですよ。キング・クリムゾンをサブスクで聴くことができないから、レコードを買うしかなかったという(笑)。

――クラシックを聴くのも好きだから、プログレが好きなのも納得できます。

奥平 そうですね。プログレを聴くと落ち着きます。

――最後に改めて、『君は放課後インソムニア』の見どころをお聞かせください。

奥平 主人公の二人が高校生で、学生ならではの悩みを抱えているので、同じ高校生だったら共感できる部分があると思います。大人の方々だったら、高校時代を思い出させる力が、この映画にはあります。たとえ二人のような高校生活を過ごしていなくても共感できて、自分も体験したかのような感覚になれる作品なんです。だから若い方に限らず、いろんな世代の方々に観ていただきたいです。

Information

『君は放課後インソムニア』
2023年6月23日(金)より全国公開

出演:森七菜、奥平大兼
桜井ユキ、萩原みのり、上村海成、安⻫星来、永瀬莉子、川﨑帆々花
工藤遥、⻫藤陽一郎、田畑智子、でんでん、MEGUMI、萩原聖人
原作:オジロマコト「君は放課後インソムニア」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督:池田千尋
脚本:髙橋泉 池田千尋
主題歌:TOMOO「夜明けの君へ」 (ポニーキャニオン/IRORI Records)

企画・制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
製作:映画「君ソム」製作委員会
配給:ポニーキャニオン
©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会

石川県七尾市に住む高校一年生・中見丸太は、不眠症のことを父親の陸に相談することもできず、ひとり憂鬱で孤独な日々を送っていた。そんなある日丸太は、学校で使われていない天文台の中で、偶然にも同じ悩みを持つクラスメートの曲伊咲と出会い、その秘密を共有することになる。天文台は、不眠症に悩む二人にとっての心の平穏を保てる大切な場所となっていたが、ひょんなことから勝手に天文台を使っていたことがバレてしまう。だが天文台を諦めきれない二人は、その天文台を正式に使用するために、天文部顧問の倉敷先生、天文部OGの白丸先輩、そしてクラスメートたちの協力のもと、休部となっている天文部の復活を決意するが――。

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奥平大兼

2003年9月20日生まれ。東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)で演技未経験ながらメインキャストの周平役に大抜擢され俳優デビュー。この作品で第44 回日本アカデミー賞新人俳優賞、第94 回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第63 回ブルーリボン賞新人賞、第30 回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、一躍脚光を浴びる。その他の出演作に第 72 回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を授与した『マイスモールランド』(22/監督:川和田恵真)、『早朝始発の殺風景』(WOWOW)など。現在公開中の『ヴィレッジ』(23/監督:藤井道人)、今後の待機作としてディズニープラス独占配信ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(監督:萩原健太郎)などがある。

PHOTOGRAPHER:HIROKAZU NISHIMURA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI