超特急の楽曲の幅の広さに驚かされるレア曲披露も

2人での初レコーディング曲「Re-TRAIN」を2人だけで初披露。EDM曲を特別なアレンジで歌い上げ、12年前のデビュー曲となる「TRAIN」の力強いメッセージはそのままに、“今”の魅力と成長を見せつける。「僕が今回のライブで、どうしてもやりたいと懇願した曲」とシューヤが告げたのは「FLASHBACK」。「加入間もないときに、タカシくんが『これ、絶対シューくん好きやと思う』と言ってくれて、実際、聞いてみたら好きだった」とエピソードを明かした。シューヤのハイトーンボイスをタカシが受け止め、広がりのある2人のハーモニーが会場を包む。

続いてタカシは「超特急で10年以上活動してきて、まだ知られていない曲もあるのよね。実はこんな大人っぽい曲もあります」とタイトルコールされたのは「Whiteout」。久々のライブ披露に観客からは悲鳴が上がり、歌詞にちなんで雪のように散りばめられるミラーボールがキラキラと輝く。切なく大人な歌声と共に、超特急の楽曲の幅の広さに驚かされる。

2人の歌力をシンプルに楽しむ楽曲の後には、ドラム、ベースがリズムを刻み、「テンション上げていけますか!?」と号令をかけて、シューヤ加入後に初めてリリースした曲「宇宙ドライブ」がスタート。超特急らしいカオスなナンバーで、2人が会場をぐるっと回りポーズを決める。

MCでは、シューヤから“アコースティック超特急”の始まりについての話が。「2人でライブやってみたいね」という些細な一言だったそうで、それを汲み取ってくれたスタッフ、そしてYouTubeでの動画公開やライブ開催にこぎつけるまで支えてくれた8号車に、タカシは改めて感謝の気持ちを伝える。タカシは続けて「愛にあふれたステージ、愛にあふれた場所で恵まれてる。僕は幸せやなって思いました。僕は歌うことしかできないから、今度は歌でいろんな感情の恩返しをしたい」と語る。シューヤも「歌を届けられることが僕にとっては意味のあることで、2人の核にあるものは歌。それって譲れない」と断言。2人の強い絆を感じられる時間に、大きな拍手が鳴り止まない。