自分にはできないことを、芝居を通してできるのがすごく楽しみ
――『GINZA MIGHTY GUY』は3年ぶりの主演舞台になりますが、オファーがあったときのお気持ちからお聞かせください。
横原悠毅(以下、横原) 前回の主演舞台『ダッドシューズ』で一緒にやらせてもらったLEGEND STAGEさんから声をかけていただいて、劇場も同じくシアター1010でやらせてもらえるということで率直にうれしかったです。新しい作品で新しい役をやるわけですから、どういう芝居ができるのか、自分がどこまでできるのかとワクワクしました。

――今作は小林旭さん主演で1959年~63年に6作上映した人気シリーズ映画『銀座旋風
児(ギンザマイトガイ)』の第一弾『二階堂卓也・銀座無頼帖 銀座旋風児』の設定を、東京・銀座から近未来都市「第47アークGINZA」にアレンジしたリブートです。
横原 事前に原作の映画も観させていただきましたが、舞台が近未来になっていますし、映画とは描かれている時代も雰囲気も違うんですけど、小林旭さんが演じた二階堂卓也というキャラクターと、僕が演じる二階堂アキラとは近い部分があって。同一人物ではないので細かい違いはあるんですが、シルエットが似ているキャラクターなのかなと思いました。かといって二階堂卓也に引っ張られるのではなく、映画の世界観も参考にしつつ、それとはまた違うヒーロー像を演じられたらいいなと思っています。
――ヒーローを演じることについてはいかがですか。
横原 僕自身は表立って、分かりやすく人に優しくするのが苦手なので、おそらくヒーローにはなれない性格なんです(笑)。でも自分にはできないことを、芝居を通してできるのがすごく楽しみです。

――個性豊かな俳優さんが顔を揃えていますが、初めてキャストを聞いたときのお気持ちはいかがでしたか。
横原 三上市朗さん、石坂勇さん、川﨑麻世さんというキャリアと実力を兼ね備えた先輩方がいらっしゃるので頼もしいです。お三方が、若い世代がやりやすい雰囲気を作ってくださるので、僕ら世代のキャストは助けられています。さすがだなと思ったのは本読みの段階で、すでに先輩方は役の輪郭が完全に見えているんです。その時点で僕は役が定まっていなくて、自分のままで読んでいたので経験の差を感じました。
