ファンの存在が活動の原動力 | Soala 「ストリーミング総再生回数1億回を超えて思う音楽とファンとの向き合い」INTERVIEW

ファンの存在が活動の原動力

――ここからは、ライブのお話を聞かせてください。先月行われた「CINDERELLA」という2ndワンマンライブのチケットは1分でソールドアウトしたそうですね？

Soala　そうなんです、本当にありがたいことに…。1stワンマンから2ndワンマンでキャパが倍になったので、正直不安だったんですけど、びっくりするほど早く完売させることができました。私のライブを求めてくださる方がこんなにもたくさんいるんだと実感できましたし、改めて気合いも入って、全力を注いでパフォーマンスしました。

――チケットが取れず、観られなかったファンの方もたくさんいたと思いますが、次はツアーを回るんですよね？

Soala　11月から来年１月にかけて、初めて東名阪をツアーで回らせていただきます。私は愛知県出身なので、名古屋でライブができることがとても嬉しいです。しかも、高校時代にずっと出させていただいていたライブハウスで、とても思い入れのある会場なので楽しみです。東京は、かつて下積み時代にずっとアルバイトしながら路上ライブをしていた場所なので、今、ようやく音楽だけで生きていけるようになって、ファンの方がたくさん増えた状況で、ワンマンライブができるということはすごく感慨深いですし、もう既に泣いちゃいそうです…。そして、大阪は現在の活動拠点にしている場所なので、全部の場所に思い入れがありますし、人生初の規模のライブツアーになるので、皆さんに楽しんでいただけるように演出などもチームで考えて話し合っているところです。私自身にとっても新たな挑戦なので、是非遊びに来てください。

――Soalaさんがライブで大事にしていること、こだわっていることは何でしょうか？

Soala　ライブではいつもファンの皆さんと一緒に声を出して、一緒に盛り上がれる空間を作りたいと思っています。皆さんがストレスなど色々なことを日々抱えている中で、ライブは自分の居場所だと思ってもらえるような場所にしたいですし、新たな発見があるような、何かひとつでもきっかけを与えられるようなライブをこれからもしていきたいです。

――ここまで、シンガーソングライターSoalaの過去と現在について聞いてきたので、ここからは少し、未来のお話を聞かせてください。まずは、これから1年先くらいの近い目標を挙げるとしたら何でしょうか？

Soala　来年1月に、なんばHatchという最大規模の会場でライブをやらせていただくので、次の目標としてはZeppクラスでライブをやりたいという思いが強いです。実は、高校生の時に、Zepp DiverCityのステージでバックダンサーをしたことがありまして…。その時は歌うことはできず、ただ後ろで踊ることだけしかできなかったんですけど、高校生ながらに、いつかは私がメインで歌ってこの会場を埋めてやるんだと思っていたので、Zepp DiverCityはいつか立ちたいステージのひとつです。

――では、5年10年先の目標を挙げるとしたら何でしょうか？

Soala　高校生の時には大きな目標として、いつかドームで歌いたいということを言ってはいたんですけど、活動を続けていくうちに、そういう大雑把な伝え方では駄目だなと思うようになってきました。ファンの方がいてくださるのは当たり前のことではないので、少しずつファンの方が増えていって、今いてくださるファンの方はもちろんですが、これから出会ってくださるファンの皆さんと一緒に、大きいステージを目指していきたいと強く思っています。そして、ファンの方と一緒に進んでいった先にドームがあって、いつかドームを自分の音楽を好きな人だけで埋めることができて、昔と変わらずにライブ会場は自分の居場所なんだと皆さんに思ってもらえるような空間を作れたらいいなと思うようになりました。

――今日のインタビューでは、シンガーソングライターSoalaさんのこれまでとこれからのストーリーを感じることができました。それでは、最後の質問です。Soalaさんにとって、歌うことの原動力となっているものは何でしょうか？

Soala　何と言っても一番はファンの方の応援だと思います。路上ライブでは、お客さんがいない状態でずっと歌ってきたので、ファンの方がいてくださる今の状況が当たり前とは思っていません。やっぱり、私が歌っている時に、笑顔で聴いてくれて楽しんでくれているファンの方がいるからこそ、私は歌い続けられていると思っています。もし、ファンの方がいてくれなかったら、音楽をやめていたかもしれないですし、ファンの方達の存在は、私が音楽を続けようと思わせてくれている原動力なので、すごく感謝しています。これからもそんなファンの皆さんと一緒にさらに上のステージを目指していけたらなと思います。

PHOTOGRAPHER：TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER：ATSUSHI OINUMA